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3.【小説】 偏屈こぼれ話

    ◉ 乗馬

大志の友達の市川仁は
祭りを見ていた。

祭りで やぶさめを
やっていたので
しばらく見物していたみたいだ。

  《仁は馬が好きだったからなぁ。》

「一緒に見ていい?」

大志は仁の承諾を得て
仁が乗ってきた馬を見ていた。

近くで見た馬は
大きくて きれいで
均整がとれて いた。

  《圧倒されたよ!》

そう言えば中学生の時に
放課後
仁が馬に乗って
やって来た。

  《中学校に馬が来たから
        ビックリしたよ。》

その時も 馬って 大きいなぁと
思って なかなか 近づけなかった。

  《間近で馬を見た!》

それにしても馬に乗って
学校に来るなんて
と思って
すごくビックリした。

やぶさめで疾走する馬を想像すると
かっこいいし
まして
馬に乗ってる人もすごく 上手だ。

やぶさめでは 馬に乗ってる時
手も離すし 矢も射つ。

修練した人がやる事なのだが
出来るなら
やってみたいものだ。

《俺も一度やぶさめを
  やってみたいものだ。》

〜つづく〜

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