12.【小説】 「走れエイト!」
◉ 「走れエイト!」12
《さすがに慣れてるな!》
雅人は見ていて
稽古の早さに普通に思っていた。
《それにしても
道場破りの時は凄かった。》
雅人は謝罪に行ったのに
すでに
道場破りと思っていたようだった。
《あんなに強かったら
あの事もやってくれるかも知れない。》
雅人は やろうとしてたことを
衛登に相談してみようと考えていた。
1日目の稽古が終わり
直樹もかなり疲れたみたいだった。
「直樹!よく頑張ったなぁ。
次もよろしく頼むよ。」
雅人も声をかけたが
見ていても疲れるくらいハードだった。
「衛登も直樹もお疲れ様。
今日はゆっくり休めよ。
あ!衛登
話したいことがあるんだけど
今度ちょっと
付き合ってくれないか?」
雅人は衛登に今度話したいと言って
二人をねぎらった。
「ハイ。お願いします。」
衛登は雅人が帰ったのを見て
そのまま帰っていった。
そして雅人は後日
あるレストランに衛登を呼び出した。
「衛登に頼みがあるんだけど。」
雅人は唐突に話しだした。
「なんですか?
雅人さんに頼まれたら
何でも聞きますよ!」
衛登はそう言って
雅人の頼みを聞くことにした。
〜つづく〜