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グレーヘアーとクラリネット


私は最近、グレーヘアーがきになっている。

電車の中で、すっごく可愛い
ボブのグレーヘアーの方を発見。
お肌はツルツル。

黒のシンプルなカットソーで
なんかいい感じで憧れる。

そして、またスーパーで
真っ白なショートボブに黒のベレー帽を
ちょこんと乗せた素敵なマダムを発見。

近くを通り過ぎ、
きれいな白髪に見惚れてしまった。

このお二人をみて
よし!私もあんなふうになるぞ! 
と思ったのだった。

私も白髪染めをやめて3ヶ月
まだまだ白髪は少ないのだが
少し白髪が多くなったグレーヘアーをみて
結構いいじゃん!と鏡をみている。

今まで、髪の毛に期待しすぎていた自分にも気がついた。
カラーをしていても、グレーヘアーでもおばさんとは、わかる。

カラーはファッションとして、
綺麗に見せなきゃと強迫観念ではなくて
楽しめるようになったらやろうと思う。

クラリネットがまた難しくなった。
指の移動によりバランスを崩し
穴が塞がらず
音が出なくなる状況に。

これは、
またふりだしに戻ったのではないか?
あの、
音が出ない地獄の三ヶ月を思い出した。

ただ昔と違うことは
多少コントロールできるということ

いい音でろよ〜!

と念じながら
丁寧に指を動かすことに集中すると
音は出る。

クラリネットを練習していると
嫌というほど自分が生き物であることに向き合わされる。

一昨日は音が出ていたのに
今日は全く力が入らす音がしんどい。

指が回らず出しにくい音をタンギングで出してしまうのは、なんとか音を出したいがために力を入れてるからなのだが、そんな小賢しさは音を聴けばバレてしまうのだ。

自分の老いを感じたのもクラリネット。
右指の中指と薬指が、鈍い。
自分のスピード感で指を動かすと間に合わないのだ。

この楽譜と自分の感覚の
ズレに老いを感じた。

年末に温泉に行ったときに
隣の部屋でカラオケしているおばあちゃんグループが、山下達郎のクリスマスソングを歌っていたとき、お経をよんでいるみたいだったことを思い出した。

節がなくどんどん流れていく。
スライムのようにフレーズが流れていく。

私の音楽もお経なのでは?
とふと不安になった。

いや、昔はアーティストのようにお経を読むお坊さんもいたそうだからこれは
お経に失礼。

なにはともあれ
自分の演奏でなんらかの良さを届けたいと思ってる自分はせっかちすぎるだろうか。

老いなのか練習不足なのかも
まだわからない。

老いのせいにするのは時間が
もったいなさすぎるだろう。

駅ピアノで、ラ・カンパネラを演奏する2人がいたのだが、一人は技術に優れてはいるが鼻につく男子高校生でうわ滑った演奏であった。本人も空振りを悟り、悔しがっていた。

また一人はゆっくりと拙いが聴いたとたんに涙がでるくらい感動した演奏をするおじいさんがいた。

私は不覚にも泣いた。

私の勝手なひいき目もあるだろう。
ラ・カンパネラに拙くも果敢に挑む老人に勝手に人生を感じ入ってしまったのかもしれない。

そういうこともあるだろう。

私は俗な人間であるため
80%くらい、きっとそうだ。

しかし、残りの20%は違うと思う。
音にその人の誠実さ優しさとかでてるのでは?と信じたくなるがどうだろうか。

私は性格俳優を目指す!
というようなことを言いたいわけではなく

はい、、、おとなしく精進しますさ。。。

まだ、批評されるほどのものでは
ございませんので。

敢えて、人格者説の道には逃げないことを自分に約束させよう。

技術も人格もへったくれもない。

やるのみ。

楽しむのみ。

綺麗なグレーヘアーに早くなりたい。
その頃には、多少クラリネットも上達したい。

新コーナー✨
アマプラおすすめ作品

銭天堂です。

笑うセールスマンみたいだなと思いました。
ハリウッド仕立てになると、ちょとつまらない部分とかもあったのですが
主に悩める子どもが魔法の駄菓子に翻弄されて幸不幸に別れていくドラマは

子どもの世界なだけにダイレクトに伝わり
目が離せなかったです。

いい話もあるけと、怖いです。

夜寝る前に観て、
自分を振り返るのに役立ちました。

もし不思議駄菓子をもらっても、
幸せを掴めるような心でいたいです。

店主の紅子さんのホワイトヘアーと言葉づかいが素敵です。

おすすめでござんす。

以上、
お読みいただきありがとうございました😊
ではまた♪


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