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響きが好きな言葉【立往生】

【立往生】たちおうじょう

義経をかばうために弁慶は仁王立ちになって討手の前に立ちはだかりました。その弁慶に討手はどんどん矢を射かけます。それでも弁慶はびくともしません。そうです、彼はすでに息絶えていたのです。立ったまま討手を睨みつけながら。


むむっ!"たちおうじょう"の先には弁慶がいるのか。
弁慶さん、お通しください。

何気なく使っているこの言葉。弁慶が由来だと知って存在感が増してきました。

この言葉の先に弁慶の勇姿を思う。
凛々しさ潔さを放つ言葉。
弁慶の生き様を表した、この言葉が好きです。


この言葉にはこの曲。
中島みゆき『時代』


弁慶は自ら武蔵坊弁慶と名乗り、1000本の太刀を集めることを目標に、京都の五条大橋を通る武士と決闘して太刀をうばいはじめました。999本まで集め、残り1本になったとき、笛を吹きながら通りかかった牛若丸(義経)に勝負を挑みます。弁慶は長刀でおそいかかりましたが、牛若丸は飛び上がってかわし、返り討ちにされました。以後、弁慶は義経の忠実な家臣になりました。


'"たちおうじょう"
できればしたくはないけれど。