一般事務からライターに転身したときのお話〜好きな仕事の見つけ方〜
きょうは、わたしが1年前に一般事務からライターに転身したときの体験を振り返ってみようと思います。
「需要があるのかな~」と迷ったのですが……好きな仕事を見つけたいと思っている方の参考になれば、幸いです。
7年務めた職場を退職
「このままじゃ頭がおかしくなる」
そう思って7年間続けた一般事務の仕事を辞めたのは、今から1年半前の2022年3月のことです。
何度も体調を崩しては「辞めてやる」と思ったくらい厳しい仕事でしたが、実際に踏ん切りがついたのは、仕事に慣れきってどんなトラブルにも動じなくなっていた頃でした。
安定だけを求めて興味もないのに入社したので、克服すべき課題がなくなってしまうと、いよいよ何のために働いているのかわからなくなってしまったんです。
東京しごとセンターとタコ足
わたしが事務を辞めてライターの職に就いたのは2022年9月なので、半年間の空白期間があります。
この期間に自分の天職はライターかも?と気づいたのですが、そのときにやってみた方法はずばり、
「東京しごとセンターの人を頼る」
「好きなことを紙に書き出す」 です。
※わたしは東京しごとセンターの回し者ではありません(東京砂漠とか悪口言っちゃってるし)。
「自分が何をしたいのかわからなくて一歩も動けない」という状態から脱するためにググりまくり、見つけたのが東京しごとセンターでした。
とにかく仕事に関してオールマイティに詳しい相談相手がほしかったのです。
予約時間より早めに行って、1階で利用手続きをしました。受付の女性が優しく教えてくれて、心がボロボロだった私はそれだけで涙目。
1時間くらいかかる適性診断テストを受けてから、相談員の方と面談したのですが、これまた優しい男性の方で涙目。
そのときに教わった方法が「好きなことを紙に書き出す」です。通称タコ足と呼んでいました。
好きなことをなるべくたくさん思い浮かべたら、1つにつきA4の紙を1枚使って、派生する言葉を連想ゲームみたいに書き出していきます。できあがったら、自分の興味のあることや得意なことを分析するという方法です。
なんだか自己啓発本みたいな内容になってしまいました……。
でも、この方法で救われたのは確かでした。
相談員の方にタコ足を見てもらって、ライター・編集者の仕事が本来はやりたいことだったんだと思い出させてもらいました。
小学生のときに書いた将来の夢と同じだったので、あの頃の自分はよくわかっていたんだなあと思います。
ぜひやってみてください、タコ足🐙
それから、小学生のときの将来の夢を思い出すのが案外近道かもしれません。
宣伝会議の編集・ライター講座での出会い
さっそくライター・編集者の仕事を探し始めたのですが、ほとんどの求人が経験者しか採用していませんでした。
とりあえず何かしらの講座を受けて少しでも履歴書に箔をつけなきゃ!と思い、またググりまくって出てきたのが宣伝会議です。
※わたしは宣伝会議の回し者ではありません。
お値段はどの講座よりも高かったのですが、講師陣が第一線で活躍している方ばかりでした。
少人数講座での添削と卒業論文がついてくるというのが決め手となり、受講を決めました。
講座が始まったのが2022年8月で、卒業論文を出したのがその年の年末、講座が終わったのが翌年2023年の2月。
そう、講座を受けているあいだに未経験でも雇ってもらえるライター職を見つけたので、この講座があったからライター職を見つけたとは言いがたいのですが……。
本当に受けて良かったと思っています。
生徒さんは本気度が高くて、みんなかじりつくように講師の話を聞いてメモを取っていました。老若男女問わず、書きたいという思いだけを持ち寄って集まっているので、お互いに刺激になるし、なにより励まされます。
「書く仕事なんて誰にでもできる」という雰囲気が世の中に漂っているので(宣伝会議の講師陣のなかにも、そう言って煽ってくる方は少なくなかったです)たった1人で書くよりも、仲間がいるほうがずっと安心できます。
それに、プロからの添削を受けるってやっぱり大切です。あまり経験がない方に添削してもらっていると、間違った書き方で覚えてしまったりするので……もちろん客観的な意見を色んなかたからもらうのは大切なことですが。
現在の職場とこれから
先ほどもチラッとお話ししましたが、宣伝会議の講座を受けつつ求職活動を続けていたら、未経験でも正社員で雇ってもらえるライター職を見つけました。
すぐに応募して、たしか2週間ほどで入社が決まりました。
ところが……1年間務めたところで、退職することになりました。
今の会社ではライティングの基礎を学ぶことができたし、丁寧に育てていただいて感謝しているのですが、次のステップを目指すべく、辞めることにしました。
職場で色んな方と出会って、それで気持ちが変わったところがあります。
このお話は、後日改めて紹介しようと思います。わたしが前に勤めていた事務職の話も。
これからは編集・ディレクションの仕事を中心に勉強しようと思っています。こういう感じでやりたいことがどんどん発展していくので、やはりタコ足は偉大です🐙
ということで、長くなってしまいましたが、今回は事務職からライターに転身したときのお話を書いてみました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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