【レート1762&瞬間1位&公認大会(512人規模)優勝】サザンロージア プレイ解説【デュエプレ/デュエマ】
はじめに
丸小糸です。Youtubeにデュエプレに関する動画を出しています。最高レートは1751です。
本記事では、ランクマッチ・大会両方にて好成績を収めている『ヘブンズロージア入り白単サザン(便宜上サザンロージアと呼ぶ)』について、対面ごとのプレイを解説していきます。
このデッキについての動画は既に出しており、ありがたいことに多くの反応をいただいておりますが、その中で「このデッキを使っても勝てない」というような声が少なくありません。
実際このデッキは現在デュエプレ環境で猛威を振るっている『赤緑モルトNEXT』に明確に不利かつ絶望的に面白くない負け方をするので、このような反応をいただくのは仕方のないことだと思います。
しかし、『赤緑モルトNEXT』以外の殆どのデッキに対しては有利をつけているデッキだと考えているので、プレイについて言語化することで、『サザンロージア』を使っていただく方々に楽しくランクマッチをプレイしていただきたいと考えています。
また、近いうちにサザンロージアの動画も出そうと考えているので、よろしければご覧ください。
デッキコンセプト
このデッキは、新弾発売以前から環境で一定の活躍を見せていた『白単サザン(白単アガピトス)』のメインエンジンとして採用されている「コッコルア」と新弾で実装された「真・龍覇ヘブンズロージア」との相性に着目し、それらを組み合わせたものであり、「真・龍覇ヘブンズロージア」と「共鳴の精霊龍サザン・ルネッサンス」のどちらか、もしくはその両方を軸として攻めていくデッキとなります。
デッキのリソースを「共鳴の精霊龍サザン・ルネッサンス」に頼っているので、引けない・プレイできない場合は引けているカードをうまく組み合わせて勝ちまでのプランを組み立てなければいけません。そのため、「2コストのカードをプレイするのか」・「3ターン目にはシールドをブレイクすべきか」等、最序盤から分岐の多いデッキとなっています。
特に早期に決着をつけてしまいたい対面に対しては、
・あと何ターンでダイレクトアタックが可能か
・相手に除去手段はあるか&使用した際に相手のキルターンはズレるか
・想定するプランの中でトリガーを踏んでも大丈夫なターンはいつか
これらを常に考える癖をつけるようにしておきましょう。
以下常体
各対面へのプレイング
VS サインシューゲイザー
「常に負け筋は存在するが、相手側の要求値が高いので基本有利」という印象。ものすごく上手な方なら相性は逆転するかもしれないが、ランクマッチでそこまで考慮する必要はないと考えている。
リソースの多くを「超合金ロビー」に頼っているため、「制御の翼オリオティス」をプレイできればかなり楽になる。また「神聖麒シューゲイザー」などの大型クリーチャーも着地できなくなるため、7マナ到達前に可能なら殴りきってしまいたい。
一番の負け筋は「スパーク系でブロッカーを無力化されつつシュゲ+キリューのワンショットを通される」こと。そのため、「真聖教会エンドレス・ヘブン」で盾の枚数を確保しておくこと、タップされていても相手の攻撃を止められるかつ盤面ロックを回避できる「真・龍覇ヘブンズ・ロージア」を盤面に残しておくことは意識したい。
また、「真・天命王ネバーエンド」や「精霊龍王バラディオス」などのフリーズ効果で相手の盤面を窮屈にすることも重要である。特に「超合金ロビー」「音感の精霊龍エメラルーダ」「神聖麒シューゲイザー」は再利用を防ぐために破壊ではなくフリーズで盤面に縛り付けておきたい。
上記のようなことを意識しつつ、相手の防御手段がなくなるまで殴り続ける。「ネバーエンド」+「エンドレスヘブン」+「ヘブンズロージア」を揃えながら殴れば大抵のトリガーはケアできているはずである。
VS UKパンク
「秘拳カツドン破」から「神聖牙UKパンク」着地を防ぐべく、とにかく「制御の翼オリオティス」を2体出すことを狙う。
「オリオティス」を探すため、「ヘブンズロージア」よりも「サザン」や「アガピトス」のプレイを優先することが多い。ただ「神豚ブータンPOP」をプレイしてきた場合は「トンギヌスの槍」を回避するために「天命王エバーラスト」龍解を狙う。
「熱血龍GENJI・XXX」で盤面を一掃される可能性もあるが、マナを貯めていると手札が少ないはずなので、手札に3枚目以降の「オリオティス」をキープできていれば問題ない。
試合が長引いて「オリオティス」を維持できなくなり、相手が盾を仕込んでいないのなら相手のリソースも苦しくなっていることが多いので殴りに行った方がよい。
VS 白単天門
「制御の翼オリオティス」がクリティカルに刺さる対面。早期プレイできれば小粒で殴っているだけで勝ってしまうことも少なくない。もちろん相手の「護英雄シール・ド・レイユ」により除去されてしまうが、その時点でかなりの手札を失っているので終始こちら側のペースでゲームが進む。
ただ、負け筋を理解し潰しておかなければ一手で逆転されてしまう対面ではあるので、そこは注意したい。
負け筋は「天命讃華ネバーラスト」+「不敗英雄ヴァルハラグランデ」を揃えられてしまう、「精霊龍王バラディオス」で盤面ロックされてしまうの2つしかないと言っていい。前者はこちら側の「シールドレイユ」採用で簡単に突破できるが、話すことがなくなるので採用していないor引けていない前提で話を進める。
中盤でのこちらの方針は「ネバーエンド」を龍解させ、フリーズ効果を駆使して相手のブロッカーをバトルで破壊し続けることである。相手の盤面にブロッカーが0体なら「ヘブンズ・ゲート」を踏んでも「ネバーラスト」の龍解条件を満たさないので、オリオティスがいなくとも安全に盾をブレイクすることができる。
しかし相手のブロッカー達のパワーラインを超えているクリーチャーは「ネバーエンド」と「アガピトス」しかいない為、ヴァルハラグランデ1枚でこれらをフリーズされ1ターン機能停止してしまうことが多い。その際に相手のブロッカーが3体いると、相手の龍解を止められなくなってしまう。
そのため、可能な限り盤面は2つ開けて置き、手札に「アガピトス」を1枚キープしておきたい。これにより「アガピトス」のタップキルで相手の龍解を阻止できる。
「バラディオス」も同様に盤面を開けておくことで対策可能であるが、相手が「バラディオス」をプレイしながらブロッカーを3体並べることはなかなか無いので、最低限ダイレクトアタックをされないようにしておけばよい。そのため盤面ロックされても自主退場ができる「ヘブンズロージア」は大切にしておきたい。
VS 5cコントロール
「界王類邪龍目ザ=デッド=ブラッキオ」でこちらの動きを阻害され、「修羅の頂VAN・ベートーヴェン」などを出されるのが負け筋。
「デッドブラッキオ」により『サザンロージア』の一番狙いたい動きである「「ヘブンズロージア」着地したターンに1点いれて龍解」が出来なくなることが多い。「オリオティス」で回避できるが、引けてない場合は3ターン目に1点刻んでおけるようにすることは必須。
正直「ネバーエンド」さえ龍解できればそのまま押し切れることが多いが、突然の「古代王ザウルピオ」や「偽りの王モーツァルト」で詰まされることがある。「シールドレイユ」で除去するか、「エバーラスト」で攻撃できない能力を無力化したい。
「ネバーエンド」より「エバーラスト」龍解を優先してもよいが、「偽りの王ヴィルヘルム」や「支配のオラクルジュエル」で破壊されてしまうので注意。
VS イメンブーゴ
「デッドブラッキオ」を採用していることがおおいので、「ネバーエンド」龍解を狙うなら『5cコントロール』同様のプレイが必要。ただ、「我臥牙ヴェロキボアロス」龍解を狙うなら基本的に6面埋まるので、コストの低いクリーチャーは放置し、6面埋まったところで「バラディオス」を出せば「ヴェロキボアロス」に龍解したところで殆ど何もできない。
「エバーラスト」も有効なので、龍解条件を満たしているならこちらに龍解した方が良いことが多い。
相手のほうが先に展開した場合は「アガピトス」や「シールドレイユ」による除去が必要になることが多いので、それを見越したハンドキープが必要。
VS トリーヴァシャングリラ
「「無情」の極シャングリラ」の除去と攻撃不可能力を無力化するため「エバーラスト」龍解をとにかく狙う。「サザン」なしでクリーチャーを4体並べるのは大変なので、マナ埋めせずに「バロンアルデ」の効果を無理矢理起動するなどしてリソース管理をしっかりと行う。
負け筋はスパーク系で「エバーラスト」がタップキルされることなので、即座に再展開できるように絶対に面は1面以上開け、手札にロージアを1枚以上キープする必要がある。シャングリラ2体で突破されるため、2体同時展開は基本推奨しない。
また、「聖霊王アルファリオン」が採用されていることもある為、しっかり12マナまでマナは貯め続ける。
VS 緑単サソリス
「猛攻の面」のアンブロッカブル能力が厄介なので、大型ブロッカー、具体的には「エバーラスト」着地を目指す。相手側の最速ムーブでもマナ武装を達成しつつ打点を組むのは5ターン、「サザン」が着地していればそれ以降になるので「エバーラスト」龍解は狙いやすい。
「エウルブッカ」で除去も狙ってくるが、増えたマナで「シールドレイユ」や「アガピトス」をプレイし遅延し返す。「バラディオス」着地でも大体勝つので、状況により「へブンズヘブン」からの踏み倒しも狙う。
早期に攻められても「エンドレスヘブン」の盾追加と「ヘブンズロージア」の攻撃停止能力で何とかなることが多い。
「エバーラスト」さえ龍解すれば大抵のトリガーはケアできているので殴ってしまってもいい。
VS 黒単ヘルボロフ(ワルボロフ)
モルト系以外で唯一の不利対面といってもいい対面。「魔狼月下城の咆哮」が辛い対面だが、盤面を処理されても「ドラゴンズサイン」+「ヘブンズロージア」は狙えるので、従来のサザン程不利ではない。
こちらが後攻でも「バロンアルデ」をプレイできれば、相手視点、「サザン」を持っているのか「ドラゴンズサイン」を持っているのかわからない為、ハンデスが有効か盤面除去が有効か択を押し付けることが可能。
「ネバーエンド」龍解後はかなり有利になる為、残ったクリーチャーで早期決着を狙う。
VS 白単サザン
ロージア入りとは数回しか対戦していないが、基本的な動きは普通の白単サザンと同じだと考える。
お互い狙いたいのが「アガピトス」による盤面制圧であるため、それを咎めるためにお互い「オリオティス」をプレイする。今度はその「オリオティス」を突破するため、「エバーラスト」龍解を目指す。『白単サザン』ミラーはこれらを先にプレイし、盤面を制圧した方が勝つゲームとなっている。
「サザンロージア」は「シールドレイユ」「バラディオス」による妨害、普通の「白単サザン」は速度がある為、どちらが有利かはよくわからない。
VS 赤緑モルトNEXT
頑張ってリーサルを逆算して殴る。「預言者クルト」や「リブラミラ」を採用すると殴りきれる確率が上がる。殴りきれないと思ったら「シールドレイユ」や「バラディオス」はキープする。ワンチャンくらいはあるが、基本受けることは不可能。
「モルトNEXT」が出るターンにこちらのクリーチャーがタップされていると「ガイオウバーン」を装備されてしまうため、「ネバーエンド」龍解によるリーサルを狙うなら3ターン目に殴る。
「ジャックポットエントリー」に対しては「オリオティス」が有効なので、可能ならプレイする。
VS モルト王
「オリオティス」が多少刺さる分「モルトNEXT」よりは戦いやすい。案外「エンドレスヘブン」で耐久出来たりするが、「バーニング銀河」で除去されてしまうので、リーサルが見えない時の最終手段。
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