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べらぼう8話感想:本当に蔦重バーカって感じだな笑

先日投稿した記事にて、今年の大河ドラマ「べらぼう」にはまっている気持ちを熱く語ってみましたが、今週第8話面白かったですね~。というか瀬川の気持ちを考えるとかなり切ない話、、、蔦重やってしまってますね、本当に「バーカ」って感じですね笑

自分の感じたポイントを整理してみたいなと思います。

「教育の力ってすごいな」ということ

8話の中で、瀬川の気持ちにこの期に及んで気付かない蔦重が「バーカ」であるのはその通り。

ただ、これは彼自身の問題だけでなく、吉原で生まれ育つなかで培わられてきた“女郎に手を出すのはご法度”という価値観が大きく影響しています。
つまりは教育の力です。素直でまっすぐな性格の蔦重は、おそらくこの教育の影響をもろに食らっているのでしょう。

“体質的にお酒を飲めない人が「お酒を飲むことで気分をリラックスさせる」という選択肢を念頭に置かない”ように、蔦重の頭の中では、瀬川とくっつくという選択肢がどうしても思いつかなかったのでしょうね~、きっついな~

ある種、このような形で“吉原という場所の残酷さ”を表現しているのであれば、やはりすごい脚本ですね。
 
とはいえ、視聴者目線では「いやそれにしても気付いてやれよ!」と感じていたので、九郎助稲荷が「バーカ、バカバカ」と気持ちを代弁してくれたのは、気持ちがよかったです笑。

瀬川(花の井)という女性について

劇中で女郎の報われ方、間夫の話題になった際、蔦重から「あいついなさそうだなー」なんて言われていた瀬川。

蔦重に対しては「いなそうだなーじゃねんだよ、お前がなるんだよ、お前が!」と言いたくなりますが、一旦それは置いといて、私の身の回りにも男っ気がない・女っ気がない人は確かにいます。瀬川に関しても周囲からそんな風に思われてもいいような性格だったのかもしれないですね。
 
私もはじめは瀬川という女性に対して“江戸っ子の気風のよい男前”な性格だったのかな~と思っていました。

が、添付YouTube動画内で、瀬川が愛読している幼き日の蔦重がくれた赤本「塩売文太物語」のあらすじを知った時、絶望的に切ない気持ちになりました。要するに、赤本のストーリーに自分と蔦重を当てはめて想像して、何とかモチベーション上げながら日々の勤めに邁進している。だけど相手の蔦重は自分にとってはご法度の相手だから、彼の前では本心を隠し、男前な姿勢を貫いているってことですよね。
もうこれは地獄のような状況ですね、切ね~。


毎週、様々な問題が発生し、それを頑張って乗り越える蔦重の姿に楽しませてもらってます。
役者の方の演技も最高ですね!(というか蔦重の鈍さは、横浜流星のイケメン顔だから許されているまでありますね笑)
次回予告では、瀬川の身請け話が出てくるそうですが、少しでも希望が出る展開になればと願いながら、日曜の9話を楽しみにしたいと思います。


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