茶会事件簿 お菓子

「鶯餅」が、渋い器で供されました。私は亭主と友人なので、やり難いだろうと末席へ。正客は60代のご婦人です。

客からお菓子の銘のお尋ねがあり、私は危うく緑の粉を吹き出しそうに~
何故かと言えば原則「餅類・うぐいす・わらび・草・桜餅」などは、銘を聞きません。

(季節のお菓子を頂き…)などと、挨拶します。胆の据わった亭主は「お菓子の銘は、目白です。実際羽根の色は、鶯より
キレイですね」

席中から笑い声が、巻き起こりました。帰り際私が(○○君、お菓子は目白より鷽ウソにしたら良い)
すると彼は「いやー大川さん、きついな!」苦笑いでした。