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稽古の茶道具 風炉釜
五月からの稽古にと、切掛風炉を出しました。真形羽付釜と朝鮮風炉です。
やって来た茶妹が「まあ初風炉なので、改まり真のかまえ~」と言います。感動に水を差し(貴女何言うてはるの!真は土の眉風炉でしょうに)
「あらそうだった。ついついこの切掛を見るとね」(まあ中国伝来茶道具の、台子皆具の一つだったから。そう考えちゃうのも、無理は無い)
(実は初風炉に使うのは、別の理由がー)「えっ別の理由とは?」
(ほら未だ灰型に慣れない。なので釜の高さと、風炉を合わせ難いから。切掛けなら、乗せるだけで良いもの)
二人の風炉談義は、延々つづきました。