茶会の正客

胸に大きな花を付けた、50歳位の男性が上座へ。私は亭主と茶友なので、オツメの席に座りました。

どうもこの正客は自分の知識に自信満々。
やたらと「○○ですね」と言います。
それが正解なら良いのですが、怪しい点が沢山。亭主は言い返せず、困り果てています。
小声で(だから会記書けと、言ったのに)囁きました。

流石に私も助け船が、出せません。「水指は備前焼で、焼き上がりも見事!」私が見ると、丹波か越前焼ですが~
まさしく人の振り見て…で私も気を付けねばと反省しました。

席終了時(あの正客は、どなた?)亭主に聞くと「ある美術館の課長さん」なるほど、あの態度の訳が分かりました。
正客としては素直に、何でも伺う・質問するのが良いでしょう。