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点初式

昔尊敬する山藤宗山業躰先生から「初釜とはお家元のみの、言い方。一般は点初式・稽古初め・と言う様に」ご指導を
受けました。

当家ではもっぱら「点初式」を使います。友人は「点初式と言うと、大層な行事みたい」と笑いますが~

本年は年始早々、地震にみまわれました。悲しみの中に居られる人々を思うと、胸の塞がる気持ちです。

なので鶴亀・松竹梅など、目出度い道具は出しません。神様に被災地の復興を願う、取り合わせを考えました。

未だ煮詰まりませんが、御茶だけは新年恒例「一保堂干支に因む品・辰昔」に
決めています。

能登を思うと(おめでとう)は、口にできません。ただ遠方から、祈りを捧げるのみです。

画像は寄付きに掛ける扇。
伊勢神宮大宮司 徳川宗敬様の
筆です。