ワレボメ 時間

ある稽古日、先生から連絡が。
「急な用事で、開始時間が遅れる」
との事でした。
稽古場に着くと「大川君遅いから、休みかと思った」その場に居た、お姉さん達から聞かれました。

恩師三田富子先生はにこやかに~
「偉いね遅れて来て!」ほめて下さいまさした。私は少々恥ずかしく、顔を赤らめます。内心(あっやはり、先生は解って下さった)うれしくなりました。

「皆さん解らない様なので、何故ほめたか教えましょう。用事で遅れる=準備が遅れる=なので敢えてゆっくり行く。
となった筈。この子はそういう考え方を理解しているんです」

一同から「素晴らしい、どうしたら
その考えが?」聞かれました。
恩師が横から「簡単な事。相手を思いやって、行動すれば良い。大川君は若いけれど、それを理解実践している。
皆も見習うべき」と仰せで、大いに面目をほどこしました。