茶会点描 予習

茶会にお招き頂くと、まず何流の席かを確認します。自分の流儀以外の時は、必ず予習して参加!

何故ならば年齢・性別・髪が無い・との理由により、正客を頂く事が多いからです。

その時、遠州・石州・江戸千家など分派の有る流儀は要注意です。
歴代家元の御名斎号・年代・事跡などを、必ず見ておきます。
そうすると、先様の説明がいくらか分かり…

過日「藪内流」のお席に入りました。床に「梅上西庵筆」の掛け物が、掛かっていました。

西庵は西本願寺の門主様、御連枝(兄弟)です。挨拶で(本願寺にお仕えの、此方の御流儀に相応しい軸)
と申し上げました。

「まあ嬉しい。東京ではご存知の方が無くて~」喜んで頂きました。
これもかねての予習の成果です。
有難い事に若い頃覚えたものは、70代半ばになっても忘れません。

予習、皆様にもお勧めします。
茶会がより楽しくなりますよ!