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茶の湯稽古場から 仮名
私は「歌掛け物」を使う時、元字万葉仮名と現代の字に直した説明文を出します。
社中の人が読めない日本語を、理解してもらう為です。万葉仮名が読めないと、懐紙・詠草・色紙・短冊の和歌がまるで理解できません。
繰返し(万葉仮名を学んで、字母がわかれば…)とは、指導して来ました。
余所の稽古場では、歌掛け物は余り使わないと聞きました。
一つには字が読めないから?でしょうか。
私もかなり勉強して、ようやくサラサラ読める様になりました。
万葉仮名が読めれば歌が解り、もう一つの世界が開かれる事でしょう。