好きな本が映画化された件について
先日、金曜ロードショーで「そして、バトンは渡された」の映画版が放送されていたので鑑賞しました。
原作を既に読んでいたので結末は知りながらです。
⚠️ネタバレ含みます。
まず言いたい。
なんで最後にそれ言うねん。と。
観た方にしか分からない感想で申し訳ないのですが、本当に思いました。最後。シラけました。
もしかしたら役者さんだって思ってるかもしれない。田中圭にこんなセリフ言わせて可哀想とすら思いました。
最後に主人公(永野芽郁ちゃん)とその父親(田中圭)がバージンロードを歩いて、新郎にバトンタッチする場面があり、そこで田中圭が言うんです、
「俺たちのバトン、しっかり受け取ってくれよな!」
なんで、、、言う必要ある?(°_°)
タイトルの意味言っちゃうなんて余計に寒い、、
確かにバトンタッチだし、、このタイトルの意味でもあるけど、、それを言わないからこそ、あ、タイトルの意味こういうことだったのか!ってなるのに、、、というか言わなくても分かるのに、、
初見の人に対する優しさなのかもしれませんが、、、せめて、頼むな、とか、宜しくな、程度でいいのに、、
原作を読んだのもかなり前なので曖昧ですが、そんなこと言わなかったはず、、
モヤモヤしました。
あと色々と設定が違くてついていけませんでした。。主人公は友達と色々あったのにそこは割愛されているし、卒業式のピアノのシーン長いし、というかピアノまあまあ弾ける設定だったし曲は旅立ちの日にじゃないし、あんなに泣かないし、なんで泣いてるのかも説明ないし。
特にショックだったのは、本での私が一番好きなセリフが要約されていたことです。
2番目の母親の梨花さんが主人公に言う台詞(原作)、
「女の子は笑ってれば三割り増し可愛くみえる。どんな相手にも微笑んでれば好かれるし、人に好かれることって大事なことだよ。楽しいときは思いっきり、しんどいときもそれなりに笑っておかなきゃ!」
この台詞、梨花さんの明るくて素敵な性格が滲み出ているし、自分も意識しようと思えた台詞なので好きでメモしていました。そのまま言って欲しいくらいだったのに要約されていて、「笑ってるとラッキーが転がり込むのよ」って石原さとみが言っていたときには、、もう、、この台詞考えたの誰やねんって正直思いました。実写ってやっぱり全部は再現できないんだよなぁ、、と落胆。
きっと役者さんや制作する方も原作は読んでいると思うし、どこを切るか考えながら約2時間にまとめないといけない。本一冊の全シーンを再現するなんて無理、、だから台詞も切られたのか、、と思うと悲しかったです。役者さんのための実写だなあと思いました。ストーリーをじっくり楽しみたいなら原作を読め、ということなのか、、
でも〜、確かに私がもし監督なら、永野芽郁ちゃんの演技とか素晴らしすぎてストーリーよりもそっちを優先しちゃうかもなぁ、、、
早瀬くんをイメージだけで考えると岡田健史くんにキャスティングとかしちゃいそう、、
つまり売りたい役者さんがいて、それに合った作品探して、って順番だとしたらストーリーは二の次になるということなんですね。。
はぁ〜、だから実写って満足できないんだよなぁ、、
やっぱり原作があるものはあまり観ないようにしておこう、、映画オリジナルストーリーだけ観よう、、
こんな風に作品のダメ出しばかりしてしまうから、、
一人でぐちぐちとごめんなさい。\(^o^)/
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