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シンプルに子どもを認める

今日も、子育てお疲れ様です!
今回は、『子どもを認める声かけ』についてちょっとお話してみたいと思います。



・認められて育つということ

「褒めて育てよう」「子どもを認める声かけを」とよく言われますね。
たしかにこれは大事なことです。

 子どもは他者から認められる経験を積むことで、よしやってみようかなと挑戦する気持ちが沸いてきます。

 歩き始めた子が「わ~歩いた~」「すご~い」と周囲から声をかけられると、「もっとやってみよう」「どうやら歩けるかも」と思って、挑戦し続ける姿がそうですね。

 また他者から認められる時期を経て、自身でも自分の存在を認めていくことができるようになります。

・褒める行動が見つからない!!

 認めることが大事なのはわかった、でも・・・褒めるところがありません、だって困る行動ばかりするんです という相談をよく受けます。
 
 私自身も同感。すごくわかる、その気持ち。

 ただ、ここで振り返ってみましょう。 

褒められる行動=何かができた、いい結果を残した になっていませんか?

 つまり「結果を出したときこそ褒めるとき」になっていませんか?

 私たちはつい、「合格した」「点数がよかった」「きれいな字で書いた」など、良いと思われる結果を「褒められる行動」として自然にとらえてしまっています。

 まさに大人社会がそうですね…
「資料づくりに時間をかけて偉いね」ではなく、「わかりやすい資料だよ!」と言われますから(涙)

 ただ、結果だけが「褒められる対象」「認められる対象」になってしまうと、「そこまで頑張ってきた過程」つまり「努力」やら「意欲」が認められなくなってしまいます。

 また「結果重視」は「結果が出ないからやらないでおこう」「結果が出ないから自分はダメだ」という気持ちにさせてしまう可能性もあります。

 また大人に近づけば近づくほど、結果が出ることって、極めて稀かも(汗)

 つまり、結果だけに目を向けず、その過程や気持ちや行動にも目を向けていくことが大事です。


・今できていることを認める、でいい

 褒められること、認められることは、もっと単純なことでいいんです。

「今日もいい笑顔だね」「いつもかわいい」「挨拶がすばらしい」「歩き方がかっこいい」「ドア開けてくれてありがとう」「お、いつもより1分も早く起きてきたね」「なんか姿勢いいんじゃない」「~してくれて助かったわ」「~してるときって楽しそうだね」
「その話、おもしろいわ」「やめてって言ったら、やめてくれたね」

「え!?そんなことを言えばいいの?だったらできるわ」
「普段も言ってるよ~」
と思ってくれた人もいるかもしれません。

 そうなんです!普段できていることこそが、褒められる、認められる行動なんです!
それをあえて声に出して伝えることに意味があるんです。

 100%でなくてもひとつでもできていたらいいんです。

 また、認める言葉は「すごい」「頑張ったね」だけではないですよ。
「大好き」も「ありがとう」もそうです。


・一日1回、週に1回から始めてみる

 もし認める声かけが少ないかなぁと思った方がいましたら、試しに、「普段できていること」を褒めたり認めてたりしてみてください。
 これは私の経験からも言えますが、怒り過ぎてちょっとぎすぎすした空気も、少し穏やかな空気に入れ替えてくれます。

・・・と言っても、実践して継続していくというのは何事も難しいですよね。(私は継続が苦手です 汗)
 また褒めるのが苦手という人は特にそう思われるかもしれませんね。
 自分が育ってきた環境や親から受けてきたものも、大きく影響しますし。

 1回やってみるか~くらいから始める、継続できなくても大丈夫、また気づいたときにやればいい、うまくできなくても自分を責めない、そんな感覚で、私はやっています。


 基本バタバタだけど、一緒にいてほっとする時間がある、そんなかんじで子育てができたらいいなと日々思っています。

 最後まで読んでいただきありがとうございました!





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