
【医療系学生さん向け おススメ書籍】生理学編 ~疾患とつながる解剖生理図鑑~
医療系の学生さんの苦手科目となりやすいのが「生理学」です。
「解剖学」が身体の「構造」を勉強する科目だとしたら、
「生理学」は身体の「機能」を勉強する科目です。
「解剖学」と「生理学」は医学の基本となる必須の科目です。
勉強の仕方については、かなり乱暴な言い方になるのですが、解剖学は「暗記モノ」です。
覚えれば何とかなる。
けれど、生理学は「理解モノ」なんですね。
まぁ、確かに最初は生理学も「暗記モノ」です。
用語は覚えないといけません。
けれど、暗記だけで勉強してても面白くないです。
理解できるようになると、かなり面白くなります。病気のことやケガのこと、治療のことが見えてくるようになって、色んなことが考えられるようになります。
けれど、最初は「用語」がわからないのであまり面白くない。。。
例えば「浮腫」について生理学の教科書を読むと、
「浮腫」の原因には、
1.血管内静水圧の上昇
2.血管透過性の亢進
3.リンパ管の閉塞(リンパ管内圧上昇)
4.血漿膠質浸透圧の低下
などがある。
…と書いてあるので、テストにはこれを「暗記」すればなんとかなります。
「浮腫」とはむくむことですね。
そのくらいは聞いたこともある。
「静水圧」って何?
「血管透過性の亢進」ってどういうこと?
「リンパ管の閉塞」? リンパ管が詰まったら浮腫? なんで?
「血漿」? なんか聞いたことあるけど「膠質浸透圧」が分からん。
…という状態でも、暗記すればテストは何とかなります。
たぶん、ウチの娘も用語でつまづくと思うので、用語から教えていこうと思います。
ここのnoteにもまとめて書いていこう思ってますので、また見に来てください。
あと、この本はオススメ!
生理学がわかってくると病気とかケガのことが理解できるようになると書きましたが、この本はまさに「疾患とつながる』ようになります。
参考書としてだけでなく、臨床についてからも役立つはずです。