
幽霊と初めて話しをした…(幽霊実体験)
お寝坊でバタバタしている方も、ゆっくりコーヒーを飲んでいる方も…おはようございます。
柴2猫3ときどき…幽霊です
さて、前回のお話しで天井からぶら下がっていた男性のお話しをさせて頂きましたが、今回はとある場所でこの世にはいないおばあさんとお話しをさせていただいた時のお話しをしたいと思います。
当時の私は高校生で両親と開店寿司に行った時です
お腹いっぱいになった私は帰り際、両親を先に車で待っていてもらい店内のトイレに行きました
トイレは3つあったのですが、1つは掃除道具入れになっており、もう一つは故障中で使えませんでした
今入ったばかりなのかトイレが一つだけなので時間がかかるだろうなぁ〜っと思った時に一人のおばあさんが入ってきました
私の後ろに立ち私に向かって話しかけてきました。
「あそこ空いてるんじゃないかしら?」
「あそこは故障中みたいで中に故障中って書いてました」
「向こうのトイレは?」
「あそこは掃除用具が入っていましたよ」
おばあさんは私に聞いたあとトイレの上の方の小窓を見てまた話し出しました
「今日はいい天気やねぇ〜」
「そうですね〜いい天気ですよね〜」
「わたしねぇ〜回転寿司が好きでよく来てたのよ…一人で来たの?」
「いえ、家族と。先に車で待っていてもらってます」
ニコニコ笑って話しかけてくれる、おばあちゃんにホッコリしながら話していると扉が開き女の方が出てきました
「お先にどうぞ」
っと私が言うと、そんなの悪いわと断っていたのですが本当にいいの?っと言ってトイレに入っていきました
先
に待たせている両親に悪いな…と思いながら待っていたのですが、いくら待っても出てきません
そのうちにだんだん心配になってきました
80歳は超えているだろう人なので、もしかして中で倒れているのだろうか?
「大丈夫ですか〜?」
聞いてみるも返事がなく、店の人を呼ばないといけないかと思っていた時に子供が入ってきました
後からお母さんが入ってきて私をみてあちゃ〜っとした顔をしています
「おしっこもれちゃう〜!」
お母さんも必死で順番だとなだめていましたが、チラチラとトイレを見ていたので空いてるんじゃないかときっと思っているだろうと思い説明しました
「2番目は故障中で3番目は掃除道具が入っていて、おばあちゃん今入っているから出たら先にどうぞ」
っと言うとお母さんはありがとうございますとお礼を言ってくれました
だけどやっぱり出てこない
子供は限界だと言うしどうしようか考えていたら子供が私の横を通って行っておばあちゃんの入っていたトイレのドアをバンッ!っと勢いよく開けてしまいました
「待って!そこはおばあちゃんが入っているから!」
お母さんも焦って追いかけます
「誰もいないよ〜!」
えっ?…そんなわけない…
もれちゃう!もれちゃう!っと言ってる子供と一緒に入っていくお母さんをただただ見つめていました
おばあちゃんは回転寿司に来たかったんだろうか?
初めてこの世の人ではない方とお話ししたのですが怖いとかそんな事は全く感じませんでした
普通の日常の一コマのような感覚…その言葉がピッタリのように感じます
私は今まで自分に攻撃的な怖い体験はあまりした事がありません
ですが、今までで一番怖いと思った体験があります
凄く些細な事なのですが、悲鳴をあげたほど怖かった事があります
それは義父の葬式の時の話しです
そのお話しはまた次回…
柴2猫3ときどき…幽霊でした