北別府学氏死去
80年代の広島は本当に強かった。打撃成績はそれほどでもなかったが、機動力と守備力、そして強力な投手力でたとえ2点しかとれなかったとしても相手の得点を1点に抑えるような野球で、見る人にとっては地味な野球かもしれないが私はとても好きだった
そうした広島の黄金期を支えた一角の投手である北別府学氏が本日、逝去した。北別府氏はボール半個分をストライクゾーンから出し入れできるほどの抜群の制球力で、守備力野球の広島の代名詞ともいえる存在であった。
現在の私は地元でもある北海道日本ハムファイターズのファンである。日本ハムは投手成績、打撃成績だけを切り取ってみるとそれほど悪い成績ではないのだが、守備力がもろく、しかも接戦に弱く、私が好きだった広島の真逆の野球をしている
日ハムの野球はある意味派手で見る人にとっては面白いかもしれないが、「守り」が弱いため結局「勝負弱い」。
これはビジネスでも同じことだ。
結局「守り」が弱い会社は結局「勝負弱く」、あるときは勝負に勝つことができるかもしれないが、継続的に勝つことはできないのである。
私は公認会計士としてそうした会社をたくさん見てきた。
確かに攻めが弱いチームは面白くないかもしれないが、結局勝負に勝つのは地味でも「守り」が強い会社なのだ。
では「守り」とはなにか、それはセオリーを守り、コンプラを守り、リスクを冒さず、地味なことをやりとげることだと思う。
これは私の好みの問題かもしれないが、そんな会社をこれからも応援していきたいと思う。
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