セントライト記念

夏を充電に充てた春の活躍馬と、夏の上がり馬対決の構図になるレースだが、上がり馬に候補がいない。
上位人気になるであろう活躍馬は、胸前の筋肉などがボリュームアップしている。それでいて、筋肉が邪魔することなく、手前を替えた時の反応が
軒並み素早くなっている。
1勝クラスを勝ってここに臨む格下の馬達は、どこか一つ二つ不甲斐なさを抱えている。
体幹がブレている、手前を替えてからの反応が遅い、首が高い、フワフワしている、馬体が華奢なまま、等々。
それでも格下の馬から期待する馬は、後述しますが1頭います。
それが絡めば高配当ですが、絡めなければ人気サイド決着濃厚です。

2200の外回り向こう正面から4角までは、なだらかな下りが続く。
京都の下りとまではいわないけれど、長い距離で全体のスピードが上がっていく。
そしてそのスピードに乗ったところで窮屈な4角を廻れるかどうかが、
コース適性を問われるところ。
直線はスローのヨーイドンではなく、4角を廻ったスピードの持続を問われる凌ぎ合いになりやすい。
それらを踏まえて、調教でポテンシャルを観察し、印を打った。
馬場が少しは渋るかもしれないが、そうそう高速馬場は治まらないだろう。

【オマケ】
中京6R　ワンダーカモン
前走函館で抜群の好気配でした。気配いいので鞍上が向こう正面で促したら
超早いスパートとなってしまい、チグハグな騎乗をしてしまった。
直線で手前も替えなかったので9着と負けている。
今回、なまじ折り合いをつかせるのでなく、距離短縮をしてきた模様。
昇級2戦目で5人気。軸にします。馬券になってください。

【結果】マイナス22キロが響いて、ハナ差2着に届かず3着
泣きたくなるね

レース中の走りはバランス乱れてバタバタ。
直線はフラつきながらジリジリ迫った。
普通の体調なら楽勝だったはず。
気性が危ない馬とインプットされた。
馬連止めてワイド1点に切り換えたけれど、
そのワイド2頭軸から、前売りで馬連買った3頭に買えば28,000円だったのもショック。
ゴール手前は一旦差したのに、ゴールの瞬間差し返された。
中山の新馬戦と時間が被って、馬券検討する時間がなかったのが痛い。

【中山参戦予定】
暑さが少し和らぐようなので、現地参戦する予定です。スマートシートAあり。0時を過ぎたところですが、雨と雷がやってきました。
馬場はどうなるのか。

【結果】1-8-6
雨など全く降らず。
そうなると7は速い馬場向きでないので
3頭の3連複1点でした。
3連複1,070円

3連複12倍から下がりました（泣）

コスモキュランダ
1人気でしょう。胸前の筋肉が大きくなったのに、前肢の出がスムーズになってこずまなくなった。
ロングスパートで凌ぎきるのがこの馬のパターンで、他力本願でないところが最大の強み。
このメンバーだったら、直線でおおかた他を振り落とせそう。

エコロヴァルツ
この馬は共同通信杯で消した。先に期待ができないとみて、以後馬券の選択肢に入らず。
その悪印象を持ったまま調教を診たが、馬体がパワーアップしていて、
筋肉に躍動感が出たと同時にキャンターにも春より伸びが出てきた。
ならば高速決着の皐月賞でコンマ7秒で凌いだ経験が活きてきそうだ。

アーバンシック
決め手はあるが必ず出負けする。結局それが足かせになって
流れ次第、相手次第の他力本願になる。嵌まれば来るし、嵌まらなければ凡走。
調教はやればガツンと動くので、大きな変わり身は感じられないが、
鞍上ルメールがスタートを決められるかどうか。
レガレイラで最後方は懲りて、積極的に出していくだろうか？
とはいえ木村厩舎のお手馬を選ばず、こちらに乗ってきたことから
馬券は外すわけにいかない。

ログラール
ラジオNIKKEI賞では全く眼中にない出来だった。
それがここにきて、長目から追えるようになったのが新境地。
前肢の掻き込みがパワータイプで、グラスワンダーを彷彿させると思ったら
血統はモーリス＜スクリーンヒーロー＜グラスワンダー　と後で気付く。
馬場が渋って少しでもパワーを要すようなら、面白いと思う。
全く人気無いので押さえるべき。

人気どころでオミットした理由を挙げると
スティンガーグラス
まずルメールが前走騎乗して勝っていながら選ばなかったこと。
調教は3頭併せの真ん中で、せめぎ合いの負荷をかけているが、
跳ねのけて出てくるような仕草がなかった。覇気がもう少し欲しい。

ヤマニンアドホック
右手前で走りたがりの馬。どこかで書いた気がするが、
右前と左後ろの体幹軸で推進しがち。だから若干斜め左を向いて直線を走る。
疲れると左手前に替えるが、凌ぎ合いの直線で素早く左手前に替えていかないと手遅れになる。前走の福島は坂がないから3着に届いたが、
今回は斤量が3キロ増。高速馬場で3キロ増はキツイ。