咲村珠樹 (Tamaki SAKIMURA)

ライター&カメラマン。共著に「レッドブル・エアレース公式ガイドブック」など。航空宇宙、ミリタリー、建物、アニメ、まんがを中心に活動しています。お仕事は常に募集中。XのDMにてお気軽にお問い合わせください。

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AIR RACE X 渋谷デジタルラウンドのトラック解説

 2023年10月15日に決勝トーナメントが開催される「AIR RACE X 渋谷デジタルラウンド」。AR技術によって渋谷の街中をレース機が飛び回るという前代未聞のモータースポーツだが、ついにレースが行われるトラックレイアウトが公開された。レースの予想や、現地でのAR観戦に役立ててほしい。 ■ 3つのセクターに分かれたトラック AIR RACE X 渋谷デジタルラウンドのレーストラックは、JR原宿駅南の国立代々木競技場付近からJR渋谷駅ハチ公口のスクランブル交差点(今や観光

    • 室屋義秀レース機に新HUDと学生作のグレアシールド装着

       AIR RACE X 2024年シーズンに参戦している室屋義秀選手のレース機に、新たな装備が加わった。福島県立テクノアカデミー浜の学生が製作したグレアシールドと、LEXUSが開発した新たなHUD(ヘッドアップ・ディスプレイ)だ。7月4日、ふくしまスカイパークのHANGAR 1にて、そのフィッティングが実施された。 テクノアカデミー浜との協業によるグレアシールドグレアシールドとは  グレアシールドはコックピット内にあるパーツで、計器盤上部を覆うパネル状のものをいう。車の部

      • AIR RACE X 2024第1戦 室屋義秀選手の敗因

         5月26日に配信されたAIR RACE Xの2024年第1戦決勝ラウンド、決勝で室屋義秀選手はオーストラリアのマット・ホール選手に敗れた。ここでは決勝における室屋選手の敗因について探ってみたい。 第1戦のトラックレイアウト  第1戦のトラックは2023年の渋谷デジタルラウンドに較べて若干短くなった反面、ゲートの数が増えて少々忙しい、スラロームのようなレイアウトとなった。  実際にふくしまスカイパークに設置されたマーカーの位置を確認すると、パイロンAとパイロンEは滑走路

        • ユルい?厳しい?AIR RACE Xでのゲート通過ルール

           AIR RACE X 渋谷デジタルラウンドの予選が終了し、決勝に進む4名のパイロットが出揃った。ポイントと直接の勝敗をもとに決定された予選1位は室屋義秀選手(日本)。2位はマット・ホール選手(オーストラリア)、3位にマルティン・ソンカ選手、そして最後の椅子を手にしたのはフアン・ベラルデ選手(スペイン)。ピート・マクロード選手(カナダ)は予選期間中にフライトすることができず、全ての対戦で敗者となった。  予選の各対戦(ヒート)を詳しく見ていくと、予想よりもパイロンヒットやタ

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          AIR RACE X 渋谷デジタルラウンド参戦のパイロット8名が公開

           2023年10月15日に決勝トーナメントが開催される「AIR RACE X 渋谷デジタルラウンド」。7月に行われた開催発表では、発起人の3名(室屋義秀選手、マット・ホール選手、ピート・マクロード選手)以外の参戦パイロットは後日発表とされていたが、9月27日に残る5名が公表され、8名が出揃った。1人ずつプロフィールを紹介していこう。 ■ 全員がレッドブル・エアレース参戦経験あり  今回発表された8名の参戦パイロットは、全員が2003年~2019年に開催されていた「レッドブ

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          ARで渋谷の街をレース機が飛び回る!「AIR RACE X」記者発表会

           2019年に惜しまれつつ幕を閉じたレッドブル・エアレース。その2017年ワールドチャンピオン室屋義秀選手や、2019年ワールドチャンピオンのマット・ホール選手らが発起人となった新しいエアレース、その名も「AIR RACE X」の開催を告げる記者発表会が7月、東京にて開かれた。  最大の特徴は「リアル」と「デジタル」、2つのレースが存在することで、最初のレースは2023年10月15日、渋谷の街を舞台にメタバース空間で開催される「デジタル」のものとなる。発表会には発起人である

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          スロバキアからのMiG-29第1陣がウクライナに到着

           2023年3月23日(現地時間)、スロバキア国防省はウクライナに供与する予定のMiG-29のうち、第1陣となる4機がウクライナに引き渡されたと発表した。  ウクライナはかねてより、F-16の供与をNATO加盟国に要望しているが、F-16は各国でも実戦機であり、余剰分は基本的に存在しない。また、敵味方識別装置(IFF)などがNATO共通のものとなっているため、未加盟のウクライナが運用することについては慎重になっているのが実情だ。  逆にMiG-29などであれば、ウクライナ

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          ウクライナへ供与される西側戦車の最新状況

           ウクライナのゼレンスキー大統領から要請を受け、NATO加盟国から西側戦車の供与が次々と表明された。中でも一大勢力となるのが、事実上のNATO標準戦車、レオパルト2だ。 ウクライナが西側戦車に期待するもの 何故ウクライナが西側戦車を求めたかを考えてみよう。大きな要因は自軍で運用しているロシア(旧ソ連)製戦車が損耗していることだが、それに加え「新たな可能性」を求めたことも想像に難くない。  これまではウクライナ、ロシアともども同じ戦車同士で戦っていた。ここに設計思想の異なる

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