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2024/02/19 思い出して、胸が痛くなったこと

朝、仕事に行くために地下鉄に乗った。
大雨が降っていたのでびしょぬれになったが、
いつもの地下鉄に乗れたのでほっとした。

ドアが閉まろうとしたときに、
ベビーカーを押して、3歳くらいの男の子をつれたママが
同じ車両に乗ってきた。

入口に段差があったので、
ママが両手でベビーカーを持ち上げたときに
ドアがピシューとしまり、男の子は一人取り残されてしまったのだ。

男の子はびっくりして泣き出した。
どうなることかと思ったが、
すぐにドアが開いて、男の子は泣きながらママに抱き着いた。

よかった。
男の子はずっと泣いていた。
ママは「ごめんね」と謝っていた。

車掌さんが「無理な乗車はやめてください!」と
強い口調でアナウンスしていた。
まあ、それも仕方ないと思った。

子どもが小さいときは、
どんなにがんばっても予定通りにいかないときのほうが多い。
とくに雨の日は予想できないことがサスケのように
押し寄せてくるから。

私は子ども一人だけでも大変だったから、
2人、3人連れている場合の大変さは2倍、3倍どころではないのだ。
(年子の3人の男の子のママは「外出するときに生きた心地がしなかった」と言っていた)

子育て中はいつも時間に追われていて、
子どもを急がせていたような気がする。
だから、このママさんの気持ちも分かるような気がする。

ある雪の日に、いつもは歩いて10分くらいの幼稚園までの道を
1時間以上かけて、雪だるま作ったり、雪合戦しながら
娘と歩いたことがある。
時間を気にせずに歩いたことは、
20年以上たった今でも、たまに思い出すほど楽しいことだ。

自分の子育てを思い出し、
胸が痛くなった。
きっとこのママさんは今日のことを忘れないと思う。
改めて、無事でよかった。
一緒に地下鉄に乗れてよかったね。






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