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2023/01/16 理療者と患者さんとザッソウシュンギク


最寄りのバス停

理療とは、国家資格を持つ者が行う、あん摩・マッサージ・指圧、はり(鍼)、きゅう(灸)の総称です。ただ、視覚特別支援学校の中で使われる用語ですので、一般的ではありません。

私は20年ほど視覚特別支援学校でビジネス教養という科目を担当しています。研修科という、国家資格取得者が再び臨床の勉強をするための1年コースの学生に授業をしています。

今日は患者応対のロールプレイを行いました。
マッサージ院にいらっしゃった患者さんの対して、受付→ご案内→施術→会計→見送りという流れを役割を決めてやってみます。
患者さんの立場に立つことで、今まで気づかなかったことに
気づくことが一番の勉強になるので、
2人組で交代しながらロールプレイをします。

ベッドに座っている患者さんとお話をするときは
目の高さを合わせることだとか、
患者さんに対する言葉遣いについて、お互いにフィードバックしたり、
実践的に学びます。

本日は東京の視覚特別支援学校の学生さんが
オンラインでの入学相談のため、授業の撮影があるということを
事前に担任の先生からお聞きしていました。
先生がカメラで撮影しながら、リアルで授業を見ていただいたので、
学生さんたちは緊張しながらも、がんばっていました。

「視覚障害のある方がオンライン?」
と思われるかもしれません。
人によって見え方はさまざまなんです。
画像やデータは自分が見やすいように拡大ができるので、
ITが発達して、昔と比べられないほど便利になったということです。

プロの施術者としてやっていくためには、
患者さんとのコミュニケーションはとても大事です。
最近、「ザッソウ シュンギク」という言葉があるそうです。

ザッ  雑談 
ソウ  相談
シュン 旬の話を
ギク  聞く、訊く

相談はとても大事で、相談しやすいように普段から雑談は必要です。
雑談もしない人にいきなり相談するのはハードル高いから。
今ココの話を患者さんから聞いたり、質問をする(訊く)ということ。

とくに自分の調子が悪いときは、
自分のことを気にかけて欲しいものです。

こんな感じでいつも月曜日が始まります。
2時間あっという間です。


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