カラリストになるまでの情けない話・その3

こちらの続きです↓

通っていたスクールがパーソナルカラリストを養成する所だったと、かなーーり遅れて気づき、講座の内容や受講料の説明を受けに。

ご存知の方も多いと思うのですが

社会に出てから何か学ぼうとすると異常に費用がかかる

↑まずここで悩みましたね…。

それでも他のスクールと比較するとかなり良心的な価格設定だったので、どうにか受講料を工面して、授業がスタート。

ひたすら、診断を受ける人の顔色と、ドレープ(色布)を凝視する日々。そこに想像や思い込みの付け入る隙は一切ありません。

「〇〇っぽい雰囲気なので…」的な発言は即座に却下。ドレープをあてて顔色がどう変化したか、それは色のどんな効果(属性)のせいか。

それだけをただひたすらに突き詰めていく、何とも濃密かつ緊張感に溢れた時間でした。

印象に残っているのは

目は嘘をつかない

と、教わったこと。

「黄緑が良かったからイエローベースだろう」と思ったら、実はベースじゃなくてクリアな清色の効果で似合ってる様に見えた、とか。そこで、同じ清色でブルーベースをあてると、更に調和して見えた、とか。

「最後の最後まで思い込みで結論を出さない」という診断の方法は、今でも自分の軸になっています。

講座修了後は、先輩講師のアシスタントとして、現場での実践を積み重ねます。いわゆる徒弟制度的な期間ですね。今はもっとマニュアル化されてるのかな。

その内、「ひとつ講座を任せても良かろう」という先輩のGOサインが出たら、晴れて講師デビューです。私の場合1年以上かかったかな?

いやー緊張しましたねぇ。講座の何日も前から、段取りや席のレイアウト、タイムテーブルを考え倒して…。

↑こう書くと何だか大規模な講座のようですが、定員4〜5名ほどのカルチャースクールです😅

とは言え、もう助けてくれる先輩もいない。何かあったら全部自分で解決しなきゃいけない。様々なトラブルのパターンを想定して臨みました。

もちろん初回からすべて上手く行くはずもなく、凡ミス満載の講座だったような気がしますが、クレームレベルの失敗が発生することはなく無事終了。

〜こんな風に少しずつ経験を重ねて、徐々に仕事の幅が広がっていきました。

百貨店でのイベントや、専門学校の講師など色々と経験させてもらいましたが、個人的に好きなのはやっぱりマンツーマンの個人診断。

複数人の診断となると、毎度「あぁ…伝え足りない…」という後悔の念に襲われるので。

そこを正確かつ効率よくこなしてこそプロと言えるんでしょうね。

なんだか何年経っても気持ちはヒヨっ子のまんまです。

だから面白くてやめられない、のかも。

〜1回で終わらせるつもりが予想外の長編になってしまいました(診断でもこのクセが出るので大変よろしくない)

取り留めのない文章にお付き合い頂き、ありがとうございます🙏

これにて終了といたします🤗

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