見出し画像

グランテレーズ 24/11/9 レース回顧

福島6R 3歳以上1勝クラス 芝1200m 55・亀田 9着(2番人気)

レース概要

好スタートから2~3列目に取りつき、道中でインに誘導。直線でも上手く進路が出来たものの、外から切れ込んだ馬と内から逃げた馬に挟まれて万事休す。最後は流してゴールインしている。

レース振り返り

まずはグランテレーズ、亀田騎手、渡辺調教師はじめスタッフの皆様、お疲れ様でした。
最後の直線の件はいずれ触れるので、まずはスタートから。
スタートは十分良かったですね。そこから控えて3列目も想定通り。控えたことに文句を言っている人もいますが、前半2ハロンはクラスの平均値より0.3秒早い、端的に言えばオーバーペースな上、減量騎手が多くいる中、斤量を背負っている当馬がポジションを取るのは負担がかかるもの。さらに、前走で気分よく行きすぎてしまったという反省も踏まえて、息を入れる、脚を溜める競馬をしたかったのも事実。事前に3列目の中を想定していた身としては想定通り。
良かったのは3角前にインを取りに行ったこと。この時点で前にいたのは①(3人気)、⑤(11人気)、⑨(15人気)の3頭。この混戦の中「人気=実力」とは言い切れないものの、4角~直線で下がってくる可能性が低いのは①でしょう。その直後を取りに行った(しかも、②を後ろに牽制しながら)のは正解の一手だったと思います。
こうなるとスムーズにコーナリングして直線を待つだけ。だったはずですが、結果的に分岐点となったのはラスト400m少々、⑨の動きでしょうか。
⑭の仕掛けに呼応する形で明らかに早く仕掛けて外に膨らんだ。ここで当馬が対応して、⑨の直後からインに入りこめていれば、もしかしたら⑨を外に押しやって、もう少し前でレースして、不利を受けなかった可能性はあります。実際に、直線を向いたところでは⑤と⑨の間にスペースは空いていました。

そして直線。ここでもったいなかったのは口向きを外に切り替えるまでの3完歩ほど。⑤の外、⑨との間を狙っていたのですが、ずっと⑤の後ろに向かって進んでしまいました。
一方その外では⑨が左ムチを叩いていて、さらに外では②が⑭の後ろ(左ムチを叩いている)から内に切り返して⑨との間に入ろうとしていて、その直後に④がいるというごちゃごちゃした構図に。当馬にとって不幸だったのが、結果的に3着に来る脚があった④に対して②が完全に前に出てスペースがふさがったこと。これで1頭分のマージンが消えることに。④は仕方なく②の外に進路を求めます。
さらに左ムチを叩いていた⑭が内に切れ込むことに(戒告)なり、その内に馬体を入れていた②もそのまま内に突っ込んで行きます(過怠金3万)。⑤は内に居たのですが、200m手前で4完歩ほどで馬の幅半分ほどですが外に斜行しています(戒告)。この間に⑨をパスして⑤の外を狙っていた当馬でしたが完全に進路が無くなりました。これで溜まっていた脚を切らしてしまい、150mほどは流してゴールインしています。

さて、この直線について。
まず前提として、一番の加害馬という採決に至った②は道中当馬よりも後方にいて、前に出られて進路をカットされているという事実は大きいです。前にいた馬が斜行してカットされた、もしくは進路がないのに強引に割り込まれたとは意味が違います。
あの不利がなかったらどこまで行けたか、個人的には5着くらいかなあと。
⑨を交わすのに手間取った、そこがスムーズだったら不利を受けなかったかは正直分かりません。そういう意味では踏み出しが遅れたという騎乗ミスはありました。それでも、詰まったことを騎手のせいにするのは違うよなと思いっています。そもそも採決が出るほどの斜行を対処するほうが困難でしょう。
それを言い出したら、1Rで採決が3つ出るというのは若手騎手限定だったからという見方も出来ますし、12Rに出られなかったのは間隔がなかったからですしという話です。

正直、低レベル戦(何で当馬がこんな人気していたか分からない)だっただけに、ものにできればとは思っていますが、仕方ないですね。

次はどうする?

遠征続きの連戦だっただけに、一旦放牧でいいと思います。右回りの1200mなら今年いっぱいの京都開催でもいいのですが、個人的には滞在が出来るならという条件付きで1月末の小倉開催まで待って、そこで2戦使うというのもありかなと思っています。

いいなと思ったら応援しよう!