ジュリオ 22/4/24 レース回顧

東京10R 鎌倉ステークス 4歳以上3勝C ダ・1400 2枠3番 ルメール・55 4番人気10着

レースの流れ

スタートはやや立ち遅れるも、中団のインに収まる。そこから徐々に前へとりつくと、直線ではインを選択、しかし、前の馬を捉えるだけの勢いはなく、ラスト300mですでに脚が上がって、そのまま失速し10着に終わった。

レース解説

午後になって強くなった雨によって高速馬場の様相を呈してきた東京ダート。とはいえ、芝で2勝C入着級のスピードは持っているだけに、そこまで苦にするとは思えなかった。パドックはいつも通り外目を力強く周回。馬体もやや絞れて、好調をアピールしていた。
スタートはやや遅れたという評価だが、そこまで影響するほどとは感じられず。道中は促していったというより、リズムを作りつつという形だっただろうか。キックバックも苦にはしていなかったが、気になったのは道中のルメール騎手の動きがラチにこだわるどころか、積極的に外を意識した競馬をしていたということ。これは内で揉まれる競馬で大敗した前走を踏まえて、前々走のように外で一頭の環境を作りたかったということだろうか。しかし、外には⑫が張り付いており、⑫をパスしても④がいたため、結局外には持ち出せず。ただ、馬群自体がそこまで内に固まることはなく、内ラチと②の間も最大で2頭分ほどのスペースは空いていた。しかし、追っても追ってもスピードは乗らずじまいであった。

振り返り

まずはジュリオ、ルメール騎手、木村調教師はじめスタッフの皆様、お疲れ様でした。
率直に言います。この結果にはがっかりです。内枠で力を出せないというケースは想定にあったのですが、あのレベルの馬群で力を出せないというのは今後も余程恵まれないと勝負にならないでしょう。時計勝負に対応できなかったというのは賛同できないです。1300mの良で1.18.3を出していて、そこに6秒足せば1.24.3。これは5着相当です。そもそも1400m2戦目で「自分の時計は走っている」って何なのという話だし。
後、ルメール、奨励金が貰えるレベルなら気を抜かずに追ってくれよ。この9着を逃したのは完全に鞍上のせい。

今後は?

調教師のコメントの通りなら、「ウッドで追えない分息切れをしてしまう」という説は確かに考えられる。そうなると長い距離は使えないでしょうし、短距離はスタート含め適正とは言えない。ただ、東京競馬以外の関東コースは福島1150、中山1200、新潟1200、福島1700、中山新潟1800と適距離はない。東京開催は現在のロングランを終えると10月まで開催がないため、なんとかもう1R使いたいところ。適条件は6/4の麦秋ステークスか。個人的には福島1700で先行というのも見てみたいところだが・・・。


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