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グリスタン 25/1/18 レース展望

中山5R 3歳未勝利 芝2000m 57・荻野極 6枠12番

有力馬解説

アロンズロッド

牡3 エピファネイア産駒
ご存じ「2億4千万の瞳」。正直高すぎる期待には応えられてはいないが、前走は3着に2馬身差。そろそろ順番か。

ウインスティーガ

牡3 ウインブライト産駒
ウインマリリンの下というこちらも良血。前走勝ち馬には完敗も、鞍上は素質を評価。先行力も魅力。

その他注目馬

トレサフィール
前走は出遅れも響いた。前走の鞍上も高評価していて、まだまだ成長途上の体ながら攻め馬好調。

シューンシュティア
前走の新馬が好内容。エンジンのかかりは遅いが、どう見ても前走より流れるペースは歓迎材料。

マルターズヴェロス
マルターズディオサの全妹。新馬は崩れたが、牡馬の距離延長、キズナ産駒でパワーを要す馬場なら。

ウアーシュプルング
新馬では4角不利。前走は外枠から3着好走。連戦続きだが動きは良く、再度の外枠でも。

予想オッズ

⑤(アロンズロッド)2.5倍、⑰4.5倍、⑭5.8倍、①6.1倍、⑥8.8倍、⑬④20倍、②30倍、⑩⑫(グリスタン)55倍、以下100倍以上

レース展望「今回Bを着用」

11月の前走も行き脚が付かないながらも後半スルスルと追い上げていって5着となった当馬。そこからは予定通り休養を経て復帰してきた。前走後の調教師コメントでは坂がない方がよさそうとあったのだが、何故か中山に出てくることになった。
今回に向けてコメントで印象的だったのは2点、馬体が大きくなって帰厩したことと、ブリンカーの着用だ。
ここ2走行き脚が付かずに後方からという競馬が続いているが、これがトモの甘さから来るものという見解だっただけに、馬体が成長してくれたのは歓迎すべきことだ。これで追走が楽になれば、同じ程度の末脚でも届くという算段も出来る。
また、坂路での併せ馬では右に寄っていくという話があり、その矯正のためにブリンカーを着用するとのこと。最終追いでは内にモタれているようでTMの評価は芳しくなかったが、これはブリンカー未着用だったためという可能性もあるため、上手くハマれば実戦ではより動きはよくなることに期待したい。
一方、この2点の懸念もある。これまで引っかからなかったのは体をうまく使えなかったから=使うための筋力が不足していたという話も出ていた。これは有名な話だが、力がある馬ほど引っかかる、というより、力がなければ鞍上が抑えておしまいなので、引っかかるまで至らない。パワーアップして動けるようになるということは引っかかるリスクも生じるということだ。
ブリンカーのマイナス効果は言わずもがな。その点では距離延長ではなく、1800mのままでもよかったのだが、単純に1回中山で開催されていない。

展開に関しては、そもそも前に行ける段階で力のある馬が大体だろうから、そこでやり合ってくれるのがありがたい。その中で脚を溜めて、下がってきた馬をしっかりと捌ける進路取りを狙いたい。
冬は芝の生育が進まないので、傷みの進行を防ぐために芝の開催は少なく設定されている。そのためあまり多くはない開催に向け多くの馬が出るうえに、第3場が小倉開催となるので関東馬は中山に集中する。前回が第3場の福島開催だっただけに、0.5差5着にどのくらいの価値があるのかはわかりにくい所。勝ち負けするのは7頭前後だろうが、そこに割って入る力はあると思う。
何故かアロンズロッドの出走に合わせてラフィアン、コスモ系の出走が多く(6頭)なったこのレース。シルク2頭出しの薄目、間隙を突く結果となるか。


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