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「今」を輝かせてくれたNCT DREAMとTHE DREAM SHOW3

 NCT DREAMのワールドツアー、THE DREAM SHOW3 DREAM( )SCAPE(通称ドリショ)が幕を閉じた。今回私は東京ドーム公演2日目とオーラスの名古屋公演に参加したが、特にオーラスの名古屋公演が思い出深かったので、そちらをメインにドリショ3への想いを書いてみようと思い、筆を走らせてみる。


1 はじめに

 まずは自己紹介がてら、軽く私の話をしてみる。
 こんにちは、ロンジュンペンです。とはいえドリムのメンバーみんな可愛くて愛おしくて大好きです。
 ドリショ3が発表されたとき、同行者に声もかけぬまますぐこれは行くしかない!とチケットを申し込んだ。というのも、昨年の始めに行われたドリショ2の京セラドーム公演は本当に私の人生で記憶に残ったライブTOP3に入ると断言できるくらい本当に感動したし、昨年のNCT NATIONが心の底から楽しい!!!というコンサートだったので、もう行く以外の選択肢がなかった。ドリムにとって初めての東京ドーム公演は絶対に行きたいと思っていたし、オーラスも絶対見届けたい!という気持ちからこの2公演に応募し、どちらも当選したときはひとりでニヤニヤした。そして名古屋公演のプレミアムシートが当たったときはスマホを持つ手が震えるくらいの喜び。推しのロンジュンを近くで見れる!という嬉しさでいっぱいになったのも束の間、突然のロンジュン活動休止…。正直推しのいないコンサートが初めてだったので、途中まで気持ちが全然上がらなかった。なんて虚無感のあるプレミアムシートなんだろう…とプレミアムシートがこのタイミングで当たったことを贅沢ながら恨んだりもした。でも私はロンジュンはもちろん、他のメンバーも大好きで、ドリムという存在が好きなのでドリショ3も行くことに決めた。結論から言うとこの時に行くという決断をした私、本当にありがとう。

2 THE DREAM SHOW3について

 THE DREAM SHOWって本当に誰が名付けたのだろうというくらいに完璧なタイトルだと思う。夢を見せてくれる、夢に連れて行ってくれるそんな素敵なショータイム。そんな素敵な公演を私のちっぽけな記憶で振り返ってみようと思う。(なお、私は韓国語初心者です)

 今回のスタートはVCRのicantfeelanythingから。

Escape from reality and dream beyond
"現実から逃げて夢のその先へ"

NCT DREAM 「icantfeelanything」より

 私たちはそれぞれが戦うこの重苦しい現実から、THE DREAM SHOWという夢の先へと誘われて行く。
 最初のセクションはBOX、119、SOS、GOと強い曲調が続く。私たちを縛りつける現実からの解放に向かっていくようなそんな印象を受けた。ここは余談だけれども、SOSのイントロでマークが大きなメガホンを持って登場した時、やっぱりインパクトある登場でマークに勝てる人はいない…と思った。NCTUのResonanceもそうだが、注目を集めることに長けすぎている。マークが1人で登場した時のうわ、何か来るぞ…!の雰囲気がたまらん。
 最初のメント。やっぱり記憶に残っているのはヘチャンがジェミンの真似をして「くまちゃんと〜!」と言ったところ。かわいい。自分の鉄板自己紹介が真似されて焦ってるジェミンもかわいすぎた。そしてチョンロがロロたんです♡とかわいい自己紹介をし、チソンが「じゃかりこよりもみなさんがもっと好きです。」と告白をしてくれた。シズニのみなさん、勝ちましたよ、じゃがりこに。
 かわいいメントに癒されたあと、Poison、Drippinと妖艶な曲が続く。私はドリムの好きなコンセプトアンケートでは圧倒的キュートを選んだ人間なんだけれども、セクシーもやっぱり好き…。Drippinで壁のぼり始まったとき狂うかと思った。
 その後のセクションでは、Arcade、We Go Up、Bungeeと続き、衣装もストリート系に。私の大好きなWe Go Upがまたドリショで聴けるとは…と喜びを噛みしめる。(ドリショ2の京セラドームでセトリ落ちした時は本当に絶望した)個人的に言うと、このセクションは「一歩踏み出す」のイメージ。暗いところにいた私たちを引き上げるため、怖くないよ、できるよと背中を押してくれる印象を受けた。
 そしてWalk With You、Never Goodbye、Breathingとボーカルで魅せるゾーンへ。わかってはいるけどドリムって本当にみんな口から音源すぎて…。特にこのボーカル曲ゾーンはロンジュンのパートも多かっただろうに、そこをうまく6人で分担してカバーしていたのが本当に素敵だった。感謝しかなかった。Walk With Youでは雪の結晶が落ちてきたのだけれど、それが髪の上にのったままずっと歌っていたチョンロが愛おしかった。ここで一旦終わりかな?というときに来たのがUNKNOWN。マークがドリムは本当にいい曲が多いと言っていたことがあるけれど本当にそう思う。翳りの中に明るさや希望を感じながら未知の世界へと私たちはまた一歩踏み出していく。
 トロッコではTangerine LoveとYogurt Shakeを披露。特にYogurt Shakeはえ、これ本当にトロッコ曲?と思うほどシズニの掛け声がすごくてびっくりした。そしてPretzelは曲名にもあるようにかわいいチソンの指ハートから始まる。ハートを一生懸命チソンと合わせようとするジェノの姿があまりにもかわいくて笑ってしまった。そして待ちに待ったCandy。ここでドームの熱気は最高潮に。ロンジュンのお尻ダンスを宇宙メイトであるチソンがやってくれて、なんか泣きそうだった。嬉しかった。
 メントを挟んでDream RunとBetter than Gold。チョンロのサングラスが似合いすぎる。私はHot Sauceからシズニになった人間なので正直、Dream Runをそこまでちゃんと聴いて来なかったのだけれど、なんで今まで聴かなかったんだ…と思うほどお気に入りになった。ドリショ3で知れて、観れてよかった曲の一つ。歌詞も大好き。

언제든지 내 편이 돼주는 사람
참 고마워 감사해
아픈 순간이 와도 내가 더 안아줄게
오늘을 잊지 마
"いつだって僕の味方になってくれる人 
本当にありがとう
辛い瞬間が来ても 僕がもっと抱きしめるから
今日を忘れないで"

NCT DREAM 「Dream Run」より


 次の曲はまさかここで聴けるとは思ってなかったFireflies。私の個人的にドリム好きな曲TOP3はWe Go Up、Trigger the Fever、Firefliesなので今回のセトリはとっても私得だった。(TTFもまた絶対見たい

We gon' light it up light it up now we sparkling
Brighter than the fireflies
"僕たちは照らすよ 今光り輝いているから
蛍よりも明るく"

NCT DREAM 「Fireflies」より

 そしてシズニの大合唱が響き渡るHello Future。シズニとドリムが一つになった感じがした。緑色の光で包まれる会場はいつ見ても本当に美しい。続いてはBroken Melodies。白い衣装で駆け回るドリムたちは本当に愛おしくて綺麗だった。絶望から希望。今、そして未来へ…。私たちは駆け抜けてきたのである。
 最後は希望のセクションから少し雰囲気が変わり、Skateboardへ。その後のISTJでもシズニの掛け声がすごかった。そしていよいよクライマックスへ…。
 ラストはSmoothie。公演の終わりが近づくと同時に私たちの喉も終わりに近づいていた、そのくらい声を出した。もう部活?と思うくらいの熱量と声量。バンテリンドーム壊す勢いだった、本当に。もうこの時点でほぼ燃え尽きていたが、メンバーがいなくなったあとも「NCT!DREAM!」をひたすらに唱えまくる。
 待ちに待ったアンコールはトロッコに乗ってBlue Waveで登場。そこにDive into youが続き、海を思わせるような爽やかなアンコールが始まる。次のANLではマークの「ロンジュナ!」という声と共にロンジュンの声が流れる。

오늘인듯해 드디어 너와 내가
Underneath the same light
"今日みたい ついに君と僕が 同じ光の下で"

NCT DREAM 「ANL」より

 ロンジュンの歌うこの歌詞とともに会場が黄色い光で包まれた時、ふと涙が出てきてしまった。ロンジュンの暖かい声が会場に響き、よりロンジュンに会いたいなあという気持ちが強くなった。そしてその後には日本オリジナルの新曲、Moonlightが披露される。ANLで完璧になった私たちの夜をさらに希望の光で照らしてくれるようなそんな曲。

閃く「今」を輝かせよう
Dancing into the moonlight
Frequencies of dream

NCT DREAM 「Moonlight」より

 夢の周波数をキャッチしながら月夜の下で踊る私たち。夢でなら現実のことなど何も考えずに「今」を楽しむことができる。苦しい現実から逃げてきた私たちが輝くことのできる唯一の場所である夢。楽しそうに踊るメンバーたちを見て、本当にこの夢がどうか続きますようにと心からそう思った。
 オーラスの名古屋ではヘチャンの誕生日が近いということもあり、センイルイベントが行われた。くまちゃんとひまわりののったアイスケーキが登場し、ヘチャンがにこにこ笑顔になったのを見て、ああ名古屋オーラス来てよかったなと思った。ろうそくの模型にふーっと息を吹きかけるヘチャン。それを見た周りのメンバーがろうそくを次々と倒していく団体芸を見せる。なにこれ、幸せ空間すぎた。ケーキのクリームを取ってヘチャンのほっぺにつけるマークとチョンロ、やることがかわいすぎる。ヘチャンのご指名でコメントをすることになったジェミン。オーラスでまさかの特大ジェミドン。なんやかんや言いながらもヘチャンが1番のボーカルだというジェミンの姿に、ヘチャンへの愛を感じた…。AB型コンビ、なんて尊いんだ…。
ヘチャンの誕生日プレゼントにみんなで「Yo〜Dream!」したの本当に思い出。あのときのヘチャンの嬉しそうな顔、忘れられないよ…。
 最後のメントではマークが「強くなって帰って来ます。」と言ってくれた。昨年の京セラドーム公演でマークが「シズニがいれば何も怖くない。」と言ってくれたことを思い出す。マークって本当に私たちが欲しい言葉をくれる人だなあとグッときた。そして何より今回はジェミンが難しい日本語を覚えて、自分の力で話してくれたことに感動した。「時間を割いてくれて」「お互いに愛を捧げ合いましょう」など難しい表現を使って気持ちを伝えようとしている姿を見て、日本シズニは本当に愛されてるな、恵まれてるなと感じた。ドリムの曲はもちろんだけれども、ドリムのくれる言葉も大好きだ。
 最後の曲はメンバーが作詞に携わったLike We Just Met。大好きなドリムの紡ぐ言葉がダイレクトに心に伝わってくる。

우리 기억들이 꿈처럼 사라져 버려도
잘 보일 수 있게  I'll stand like this forever, oh
꿈의 장면 속에 해가 떠오를 때 함께할 수 있게 
"僕らの記憶が夢のように消えてしまっても
よく見えるように 永遠にこうやっているよ
夢の場面の中で太陽がのぼる時 
一緒にいられるように"

NCT DREAM 「Like We Just Met」より

 夢で一緒にいられるようにと永遠を約束し、こうしてTHE DREAM SHOW3は幕を閉じた。「帰りたくないよ〜!」と言うメンバーを見て、夢ならばどうか覚めないで欲しいと、どうか続いて欲しいと本気で願った。ドリショ2の時みたいにまたCandyで戻ってきてくれないだろうか…!とそんなことを考えている間に会場の照明が明るくなった。私たちの素敵なショータイムは終わってしまったのだ。

3 おわりに

 今回のTHE DREAM SHOW3、ありきたりな言葉かもしれないが本当に夢のような時間だった。NCT DREAMが私たちを暗い現実から引き上げて夢を見せてくれた。こんな夢を見られるのなら、苦しい現実も悪くないのでは?そう思えるような公演だったと思う。私自身、ロンジュンがいない公演という受け止めきれない現実があったが、6人がそれをカバーして夢を見させてくれたこと、最高の公演をしてくれたことに本当に感謝している。この公演を振り返る中で、6周年記念の配信でヘチャンが言っていた言葉をふと思い出した。

이제부터 앞으로 죽 장말
형재 최고의 팀이 되었으면 좋겠습니다
"これからはずっと本当に
現在最高のチームになれたらいいなと思います"

「Tonight is THE NIGHT
: NCT DREAM 6TH ANNIVERSARY」より

NCT DREAMはいつだって私たちに希望や暖かさを与えてくれる。私たちを照らして最高の「今」を輝かせてくれるNCT DREAM。また次の夢、THE DREAM SHOW4で会う日まで。

우리의 시간 매일이고 싶어 
기적이 온다면
"僕らの時間 毎日であって欲しい
奇跡が起こるなら"

NCT DREAM 「Dream Run」より

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