老いと衰え
割引あり
親世代が、次々とこの世を去って行くのを見ながら考えること。
老いと衰え…この文字を熟語にすると「老衰」となるのだろうけど、この言葉の表すところは「世を去る」ことに他ならない。安らかにこの世からリタイアするときに、割と好意的な文脈で使われることが多い気がする。
老衰で亡くなることは、病死や事故死よりも幸福な感じがするのは気のせいではなかろう。
なんとなく病死とか事故死というと、志半ばで世を去るみたいな感じがするのだ。
それに比して老衰で亡くなった場合、この世でやるべきことをやり切って、その結果、肉体も老いて衰えて、やがて自然に安らかに世を去るような印象を持つ。
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