2021年8月25日(水)「アドラー心理学の基本を岩井俊憲先生に教えて頂く🌍ゲストを深掘り共和国🌍グローバル共和国」2
ゲスト:岩井俊憲さん、モデレーター:Mami Katoさん、Eiko Matudaさん、議事録:沼尻淑子 約90名
仕事、家族、お金を失って、自分の価値は何か?ということを考えるようになって、アドラー心理学に出会った。
道元禅師の「放てば手に満てり」ー手放してこそ大切なものが手に入るー
子どもの支援、ボランティア、教育研修、カウンセリング、中小企業診断士などを経て、1985年4月ヒューマンギルドを立ち上げた。
預かっていた子どもの話を積極的に半年間傾聴し続けることでその子を勇気づけた。
その子を傾聴して、家庭教師のように勉強をみることで日比谷高校から青山学院大学へ進学。傾聴の成功体験に繋がった。
会社創設後にトラブルで苦境に立たされたが、研修講師をやっていたことで苦境を脱することができた。
船井総研の船井幸雄さんが『未来への処方箋』の本の中で「勇気付けの本物の伝道師」と名付けてくださった。それから「勇気づけの伝道師」と名乗っている。
コロナ禍含め、悪いことが起こると人はたいてい過去の原因探しをする。
しかし、アドラーはポジティブな人で「人間は機械ではなく、意志がある」と言い、原因論ではなく、目的論を追求した。
大事なことは未来に焦点づけして自分が何が出来るのか?ということ。
自己決定論(未来は自分で決めていくもの)⇄環境支配説(環境に結果が左右されしてまうもの)
アドラー心理学はいつでも自分の決断次第で、未来は変えられる、未来の自分を創造的にユニークな存在としている。
誰にも経験できることではないリソース、持ち味、財産を生かし、自分が自分のためでなく、人の役に立つために存在する。
傾聴、傾聴、傾聴する その人が物事をどう捉えているのか、認知論とも関係する。
過去のこだわりを使って、未来のこだわりに発想できるように持っていく、未来と現在の架け橋を作る。
過去への執着能力は未来への執着能力に生かすことができる、未来の目的にスイッチできる。大きな決断をしたことが大きな可能性に繋がる。
【アドラー心理学の基本とは】
自己決定論、目的、認知論、他者貢献できる存在として共同体感覚を養うように勇気づける。
【Q & A】
Mamiさん:どうやって預かっていた子どもに対して長い期間傾聴していったのか?
岩井先生:基本、人の話を聞くのが好きで、カウンセリングの勉強をしていたので、家に帰れば、傾聴の相手がいる、という感覚だった。
映子さん:不登校の子に対して、どうすればいいのか?家にいるというのでOKなのか?
岩井先生:Youtubeの“ヒューマンギルド アドラー心理学専門チャンネル“で“不登・登校しぶり“が一番人気がある。不登校のノウハウを語っている。
「苦しんで学校に行くよりも、苦しまないで家にいた方が楽。充電、中休みした方がいい」
映子さん:勇気づけられました!
MIYUKIさん:岩井先生のユーチューブおすすめします。
千恵さん:乳幼児期においてのアドラーの視点についてお伺いしたいです。
岩井先生:子どもは好奇心に満ち溢れている。子どもの好奇心こそが子どもの原点。新著
アドラー心理学『愛と勇気の心理学』お勧めです。親の都合で子どもを戻してはいけない。
羽山さん:もうちょっと早く出会えていたら。傾聴することが欠けていたと思った。
岩井先生:アドラーは死ぬ寸前まで人は変わる、と言っていた。
Mamiさん:岩井先生はアドラーの息子さんのお弟子さんに、直接伝授して頂いたアドラー心理学の専門家先生です。
赤羽先生:人の成長に関心を持ってサポートしている、意識行動思考、頭の中のモヤモヤを吐き出す、アクティブリスニング、実践の立場からのアプローチをしている。
Mamiさん:クラブハウスから日本を元気に!!というのは岩井先生、赤羽先生、友紀子さんも皆同じ目的で活動されています。
赤羽先生:経営の実践、普通の家族、個人の成長という観点、愛着障害、発達障害、パワハラ、からのアプローチも心がけています。エリンメイヤさんの本『異文化理解』お勧めです。
岩井先生:Mamiさんの質問力がすごいです!
Mamiさん:過去のことは変えられない、過去も変えられるということに気づかされた。
岩井先生:過去をどう解釈して活かすか物語は変えられる。