2021年11月3日(水)「パンタン6ぴきいうこときかない」絵本作家のぶみさんに、書いて伝えたいことを伺う ゲストを深掘り共和国🌏グローバル共和国 10

ゲスト:のぶみさん、モデレーター:加藤まみさん、サブモデレーター:松田映子さん、議事録:沼尻淑子  約90人

絵本をやり始めて、自分は絵を描くのではなく絵本を書くのが好きだということがわかった。絵と文が合わさって力を発揮する。小さい頃に声が裏返ることでバカにされて話さなくなった。高かったり低い声を出せるので絵本の読み聞かせするのに丁度良くやりやすい。
自分は絵本を描くために生まれてきたと思う。他に続いたことがない。25年間絵本に関わっていて、プロ22年間。
好きなことが見つからないという人が多い。例えばサッカー選手や野球選手になりたいというのはわかりやすいが、絵本を作るというのは学校教科にない。マミさんのように話を聞くのが得意な人はいるかもしれない。細かいところが得意な人もいる。胎内記憶がある子どもの話では神様からドッジボールのような大きさの丸をもらい、丸の中に得意なことが書いてあるという。事務の特にこの作業が好きとか、ラーメンの茹でるのが好きとかあるかもしれない。実は得意なこととは細いこと。自分のできることはちょっぴり。自分は絵本だったらお金をもらわなくてもずっとやり続けたい。もしやりたいことが見つかってない人はとても細い部分なのかもしれない。例えばパンが好きなんですという人はいろんなパンを作るのは面白くないんだけど、餡子とパンの組み合わせなら追求出来ることがあるかもしれない。好きなこと、向いていることがわかるのは大事なことかもしれない。自分はいいなと思っていていも、他の人は違うかもしれない。
絵本を描く時に周りの10人に見せている。そして3作以上の絵本のラフを見せるとはっきり意見が割れる。どんな職業でもそう。パンも試作品を10人に見せる。そうすると1位が決まる。そして1位を超えるものを2つ作って、また3つを見せていく。それがプロになっていく。10回以上それをやり続けると他の人と作風が異なっていく。絵本作家になりたいという人が僕の所に来るのですが、あなたは絵本を描いているんですか?と聞くと、大体が描いてないと答える。下手くそでもいいから1作描かないとわからない。また1作じゃわからない。皆が面白いというものを描いていく。インスタも同じで、これが人気、反応が良いと思ったら、“胎内記憶“のテーマを1週間やり続ける、“睡眠“をテーマにやり続けるをしている。
3作以上出来たら10人に見せてみると1番はこれ、というのが出てくるのでそれをやり続けてみる。俺はこれをやりたいんだ、という人は相当時間がかかると思う。絵本を描くことより、出来上がった絵本を見てみんなが喜ぶことが嬉しい、喜ばなかったら意味がない。

【質問タイム】
YUKOさん:保育士の娘が、1歳3ヶ月の子どもがいて、ママのこと選んでくれてありがとうと娘に言っている。また絵本を読ませてもらいます。
美佐子さん:昨日は2時間聞かせて頂きありがとうございました。妖精の話、皆さんに好評でした。パンタン6ぴき絶好調、是非新刊のご紹介を。
のぶみさん:パンタンの本、クラウドファンディングで応援してもらった。1回発売中止になった。失敗してもいいけど責任は必要という話。失敗はどんどんやっていいよ、でもその後どうするのか?という行動をママは信じているよ、という本。人生は失敗ベース、テレビを見ると成功している人しか出てない、成功している風な人も失敗が9割。僕も2作は没になっている。こういうのが好きなんだという2作だとまた違う。失敗しないと先に進めない。お母さんは子供に失敗させること。先周りすると何も出来なくなってしまう。おもちゃを子どもに沢山買うと子どもは一つを大切にしない子供になってしまう。すぐ新しいおもちゃに目移りする。お気に入りのものだけにすれば、子供の思い出に残る。なんでもある、ということは何にもないということ。おもちゃの量を減らした方がものを大切に出来る子になる。親が子どもに口だしをするのは大人が我慢出来ないというだけなのかも。やってしまったことは仕方ないけれど、大切なのはその後どうするのか?ということ。子供心理士の方に沢山聞いて、絵本のセリフを何回も直しを入れた。
沼尻:のぶみさんにとっての“出会い“とは何ですか?
のぶみさん:自分から何かやりたかったら持ち込んでいく、バンバン行く。好きなことをしたらいい、大体が我慢をしてしまう。遠慮してしまうと自分の本当の気持ちがわからなくなってしまう。自分を助けてくれた人は忘れないけれど、本当に自分が嫌なことや気が乗らないなら言われてもやらなくていい。また自分がなんでそれが嫌なのか自分と向き合うといい。ピンときたら行く、ピンと来たら行かない。さくらももこさんに長文の手紙を送ってアポイントを取ったこともある。
国枝さん:絵本に音楽をつけるのはどう思われますか?
のぶみさん:音楽による。clubhouseは絵本を読む時はテンポや間が取りづらい。やらない方がいいかもしれない。何回も講演で聞いてもらえるところは挑戦した方がいいかもしれない。1回が真剣勝負。1ヶ月くらい練習しないと絵本と音楽の音あわせは無理かもしれない。何回かやって無理だと思った。絵本に人生をかけている。好みの話にもよるかもしれないけれど、違うなと思った。僕が読み聞かせをする場合は、ということ。集中したい。アスリートの人もそうだと思う。ボクシングでピアノの伴奏は違うと思う。そのくらい真剣で絵本の読み聞かせをやっています。
映子さん:のぶみさんのお話とても感動して聞いていました。ママの歌っている子を記憶している子はいましたか?
のぶみさん:もちろんいました。生まれてもよく眠れるようになる、などある。赤ちゃんとお母さんはエネルギーの交換をしている。お母さんが寝ている時に子どもが起きていて、子どもが起きている時にお母さんが寝ている。エネルギーを使いすぎてしまうと疲れてしまう。完璧だと思います。

【のぶみさんによる絵本の読み聞かせ】
『パンタン6ぴき いうこときかない』『おこらせるくん』

【最後にのぶみさんから】
絵本は発売されていてもわからない人がいる。アマゾンで似顔絵描くというのやっているのでストーリーズでシェアしてくださると嬉しいです、出版記念パーティが12月にあります。
ママさん達に助けられてやっている。zoomで絵本の読み聞かせをやってくれる方、リアルで講演会してくれる人も募集しています。今絵本の裏表紙を書いているところで、来年新刊が発売予定。zoomでやると、皆さんが応援隊になってくれたりする。zoom講演、パンたん無料します。zoom2回目以降、リアル開催は有料お仕事でやります。企画してくれる人いたら嬉しいです!

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