2023年5月10日(水)1秒で授乳出来る授乳服から女性の社会課題を解決するモーハウス代表光畑由佳氏‼️ GRアワー🏫ゲストを深掘り共和国🌹グローバル共和国 78
ゲスト:光畑由佳さん、モデレーター:加藤まみさん、サブモデレーター:坂上よしえさん、議事録:沼尻淑子 MAX113/62人
【生い立ちからモーハウス起業まで】
岡山県倉敷市出身で家族が90年以上続く食器屋を経営、商店街が遊び場で育った。病院ごっこやお店屋さんごっこをしていた。みんな周りの人たちが働いていたから将来働くのは普通という考えだった。茨城県で3人子育てをした。編集の仕事をしていたが妊娠後に具合が悪くなって退職。ある時、東京の電車の中で2人目の赤ちゃんが泣き出した。やむをえず電車の中で授乳をした。“女性は子どもを産んだら人生終わる“という考えがある。周りに気を遣って授乳しなければならない。“それっておかしいのでは?“と思った。出かけるために授乳をやめるのは違うと思った。女性の小さな疑問を解決したい。色々試した結果、母乳が一番楽。犬グッズを集めるのも好きで海外から沢山買った。きっと子育てグッズも楽になるものがあるはずだと思った。最高のフェムテックが女性の体。母乳をあげてる人は乳がんになりにくいデータもある。母乳をあげることでお母さんは楽になって節約にもなる。モーハウスを起業して、表参道の家賃100万円の所を借りて授乳服のデモンストレーションをしたことがある。今でいうソーシャルアクションをしていた。“授乳服はあなたにとって得ですよ“と訴えていた。
【モーハウスの授乳服について】
授乳をあげていることが周りに気付かれない授乳服で子どもの顔は見ようとすれば見れる服。子どものため、ママのため、社会のため。社会で子どもを育てていく。子育てはママとパパだけではなく、その辺にいるみんなに手伝ってもらえればいい。可愛いから私も手を出していいかしらと手伝ってもらえるような社会に。行動経済学では“スピードを落としましょう“ではなく、制限速度を落とすと音楽がなる仕組みを作っている。“授乳服を着て頂いてどんどん外に出ていきましょう“と25年やっている。次女が生後3ヶ月からモーハウスを起業した。当時すでに子連れ出勤をしていた。今は授乳服をギフトやふるさと納税にも導入してもらっている。小さい企業なので宣伝して広める力がない。また、洋服の権利が弱い。似たものが作れてしまう。よく出来ていたら諦めもつくと思うが授乳服と名前はついているけど丸見えになってしまうものもある。授乳を1秒で出来ない、なども授乳服の中にはある。建築好きなので洋服のデザインとも空間デザインで共通性がある。“ウェアラブルな授乳室の授乳服“。モーハウスの授乳服は着物を参考に作っている。女性の着物だけ穴が空いているのは胸にアクセスするため。
【授乳服を社会を変えていく】
前職はパルコで展覧会の企画をしていた。劇場、コンサートホールなどを作って、情報発信をして新しい文化を作っていく企業にいた。授乳服を作ることで自分の常識がひっくり返った。この子を連れてどこまでも行けるし何でも出来る。自信がついた。新しい世界を観ることができる。パラダイムシフトを感じた。ボストンで社会貢献活動家のフィッシュ敦子さんが2人から3人、日本から起業家の女性研修生を応募している。そこに行った。今は北海道で2泊3日の短いプログラムもやっている。APECでスピーチをした。小さな女性の起業が女性活躍に導く。スピーチをニュースキャスターの国谷さんに添削して頂いた。女性が社長になってやっていくと活躍出来るチャンスが増える。モーハウスは子育ての経験から作った。“社会を変えていくために“というのを画像で紹介してAPECでものすごい拍手を頂いた。赤ちゃんと一緒に働くことが出来る環境を。子どもが逞しいのはあの経験があるから。子供たちが応援してくれるのはママが仕事をしている姿を見せているから。“10箇所で子連れ社会の実装をしていくのが目標です“とボストンで言った。母乳以外は男性が有利。子どもを連れて男性も働ける社会に。“高度経済成長で仕事と生活を分けたのは実験失敗だったのでは“と言っている。赤ちゃん1人あたり1ヶ月30万円税金負担している。お金だけでなく、たとえば子連れ出勤する環境を整えるなど受け入れる支え方を作ってもいいと思う。一緒に社会で生活出来るような社会に。お母さんは自分のために授乳服を買わない。周囲の方がプレゼントして下さると嬉しい。茨城と、日本橋三越前のショップをしています。
【最後に一言】
続けていくことが大事。楽しく無理なく出来ること。社会に受け入れられることが自然に出来るように。赤ちゃんとお母さんが小さい頃から社会に触れ合っていくことが大事だと思います。