2024年7月10日(水)GR深掘り共和国🌏事業継承.地域貢献.女子サッカーコーチ四半世紀徳を積まれた小林雅範氏のエウダイモニアとは 129

ゲスト:小林雅範さん、モデレーター:加藤まみさん、サブモデレーター:Yoshie Sakagamiさん、小林妙高さん、議事録:沼尻淑子

【川越印刷株式会社について】
川越印刷株式会社は1903年に創業して121年になる。現在6代目をしている。1907年に松本市が誕生。造り酒屋の川越(河越)さんから小林甲子次郎に、出資するので行政との印刷物がこれから必要になるだろうから仕事をしてみたらどうだろうか、と言われて始まった。昭和54年頃から祖父(4代目)の絵をカレンダーにして、社会貢献として無償配布しますと毎年年末の新聞記事に載せてきた。今でも年末になるとお客様がカレンダーをもらいに会社に来客される。祖父は懐かしい信州の風景を風景画にしていた。
 
【会社と書道パフォーマンスに関わりについて】
会社の目の前に、長野県松本蟻ヶ崎高校があって書道パフォーマンスで3連覇している。2023年5月3日に会社の120周年で、書道部の1、2年生にお声掛けをして、会社の駐車場で書道パフォーマンスをしてもらった。
本宮薫さん:今年で書道パフォーマンスは第17回目で四国中央市で行われている。今年、石川県能登高校と日本航空石川高校が復興枠で参加する。こうやって雅範さんと繋がるのもご縁だと思う。
小林雅範さん:本宮薫さんは四国中央市で書道パフォーマンスと関わっていて、日本航空石川高校は木村久美子先生が繋がっている。グローバル共和国のメンバーはバックグラウンドでご縁が繋がっていく。
 
【就職時代から事業承継について】
大学卒業時はバブル絶頂期で印刷資材関連の営業で都内の外回りの仕事をしていた。大宮から北関東方面の栃木、群馬にもいっていた。その後、箱関係の印刷会社に勤めた。CD-ROMの素材集の企画開発、営業をした。早稲田実業高校の合格発表をインターネット上にアップロードする仕事もしていた。家業に戻り、祖父子飼いの営業部長や父からは仕事は印刷物だからデジタルはいらないと言われた。デジタルを浸透させていくまで苦労した。うちの仕事のやり方を覚えていないと叱責された。弟も家業に戻ってきてくれた。父は婿養子で末っ子だったので長男をライバル視していた。業績不振を受けて2018年の家族会議で父に代表職の勇退を促した。父からはしばらく口を聞いてもらえない状況にもなった。父が預かっていた仕事は手書き伝票のアナログ作業だった。手作業でやっていく中で事務コンピューターでも出せると思った。その時にITに詳しい総務も採用出来た。印刷物受注、受注伝票、作業指図書、全て手書きだったので、データを自動発行出来る状態に切り替えを進めた。書式を残しつつ、自動発行出来るようにした。業務効率によって、2018年、2019年は業績回復したが2020年にコロナ禍になった。
 
【ツナガーとしての役割、地域貢献など】
社会貢献、地域貢献で女子サッカーコーチを25年以上している。サッカー、JC(青年会議所)、ロータリークラブなどの繋がりは異業種、他業種とも繋がっていく。自分の出来るギブをしていく積み重ねをしていくと、「やぁ小林くん」と仕事に関連しても声かけしてもらえるようになった。無茶な仕事を振られることもあったが、この仕事だとこのくらいの予算がかかると提案して、予算確保に動いてもらうなど確実な形で仕事に繋げていった。ご縁で仕事を頂けている。
小さい頃はひ弱で華奢だったのでスイミングやサッカーを小学校3年生で始めた。少年サッカーでは地元地域の大会で優勝もした。女子サッカーの指導は今もなお週末に行っている。
グローバル共和国でもサポート出来る所はサポートしていく。エンタメ部男声分科会で朗読劇を熱演させてもらった。声でお手伝い出来ることはお手伝いさせてもらっている。
 
【リスナーから】
沼尻淑子:山梨甲府ツアーでご一緒させて頂きました。ここまで深いお話しを聞かなかったので、とても勉強になりました。
坂上よしえさん:お仕事、サッカー、グローバル共和校での素晴らしいご活動、もっとお聞きしたかったです。サッカーコーチは大変なお仕事だと認識しております。ありがとうございます。
本宮薫さん:JCの方は社会貢献、踏ん張り、子どもたち育成に関わっていてすごいと思っています。グローバル共和国で繋がる仲間、雅範さんに男前を感じます。
すみえさん:いつも包容力を常に持っておられる。フォローしてもらっています。
美佐子さん:おめでとうございます。りんごプロジェクト、是非成功させましょう。
小林雅範さん:事業承継の話が出来たのが良かった。高度成長期・バブル期の良い時代を体験してきた団塊世代から事業承継して、今、苦労している団塊ジュニア世代は全国に大勢いると思う。外部環境も変わってきている。みんな死に物狂いで模索している。GRではゆざわ農園湯澤さんの自治会のお祭りも応援し、農園レストランも楽しみたい。
山口育子さん:ギブギブの雅範さんに心からの感謝で上がってきました。
佐々木享子さん:グローバル共和国、国際論文の読み解きで難しいと弱音吐いた時に助けてもらって感謝です。
 
【最後に一言】
前回、clubhouseのGRマダム学舎でサッカーの話をしました。今回は本業と事業承継の話。日本は世界競争力ランキングで38位になった。日本の中小企業がどれだけ頑張れるのか。成功体験を得ている世代からどう事業承継していくか。世代間の呪縛から逃れ、どう光を見出していくか。非常に厳しい業界の一員でもある中で、「私たちは豊かな文化を刷り込みます」という社訓通り、デジタルとアナログ、地域社会、関わる皆さまを繋げ貢献していきたい。グローバル、会社、地域に貢献していきたいです。

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