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CB190Xで古墳巡り

寒波の襲った今年最初の三連休。最終日の午後になって少し寒さも和らいだ。

そうすると出かけたい気持ちが強くなって、プチツーリングに出かけることにした。

向かう場所は前から気になっていた高槻市の古墳、今城塚古墳。

前方後円墳で国の史跡に指定されている。造営時の6世紀前半では最大級の古墳である。

宮内庁の治定は受けていないが、第26代継体天皇の真の陵とする説が有力で、発掘調査や一般人の立ち入りが可能な大王陵だ。

宮内庁の治定する継体天皇陵はというと、太田茶臼山古墳となっている。マップで確認すると今城塚古墳からすぐ近くにあり、バイクで10分くらい。どうせならとどちらも行ってみることにした。

午後3時頃に家を出て、約30分。今城塚古墳に到着。駐輪場にバイクを止めて、古墳へと進む。
思いのほか大きな古墳だ。さすがに大王陵。
戦国時代には織田信長の摂津侵攻の際に城砦とされたこともあり、荒廃していた。そんなこともあり公園に整備される前の航空写真では、陵の濠の中に畑が作られていたのがみえたりする。

現在はきれいな公園になっていて、当時を偲ばせる埴輪なんかも陳列されている。


公園に整備される前の航空写真



濠のあったところは、芝生広場になっている。冬空の下で子供たちがサッカーをしたり、凧揚げしたりしていてなんとものどかな風情だ。

小高い前方後円墳の円の部分に登ってみる。木々が生い茂る山になっているが、ところどころに遺構のような物が見える。

外周を回ると2キロくらいはありそうだ。日も傾きかけてきたので、こちらはおさらばして次の太田茶臼山古墳へと向かうことにする。

バイクを走らせること10分。すぐにナビは到着しましたと知らせてきた。しかし、そこは住宅街。

しばらくウロウロして濠のあるのを発見。どこかに何か記念碑的な、案内板的なものはないかと探すが、何もない。濠の周りはフェンスで囲まれ、立ち入りもできない。周囲をぐるっとバイクで回ってみたが、ついにそれらしきものは見つからなかった。
宮内庁の管理されている場所なので、立ち入りすら禁止ということなのね。しかたないからフェンスの上から濠の姿を写真に撮った。


太田茶臼山古墳の衛星画像では、仁徳天皇陵のようなキレイな前方後円墳となっている。
前方後円墳、教科書などに載っている写真では釣鐘型の外堀の中に鍵穴型の塚がある形だ。これだと前円後方墳というべきだと思うのだか、なぜ前方後円墳となったのか。Wikipediaによると、江戸時代の国学者蒲生君平がとなえたのが始まりとなっているようである。
古代の人々が成した大きな建造物。悠久の時を経た人々の想いにふれたプチツーリングでしたー!

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