![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146871388/rectangle_large_type_2_ce6fbad654ddc4546526b2a84087e407.jpeg?width=1200)
ホームからアウェイへ1995年の衝撃が日本の宗教界に衝撃を与えた
1995年から、キリスト教会の危機が始まっています。2000年を過ぎると、ある大きな教団でも毎年500人の信徒数が減少しているというデーターもあります。このままで推移すると2030年から2040年には冬の時代を迎えると予測しています。2050年には消滅する教会も増えるか、牧師一人だけという教誨も存在するでしょう。しかし、これはキリスト教会だけとはかぎりません。伝統的宗教においても、また新興宗教においても減少傾向にあります。
これから判断すると日本人の宗教離れが目立つ傾向にあるようです。
今現在は地域社会の宗教施設は過疎化によって存立が危ぶまれるものが増えています。葬儀や法事は簡素化の傾向が進んでいます。宗教教団では高齢化が目立つ。
仏教系の場合、日本のお坊さんは裕福だと言われますが、経済的に困窮して兼業しているお坊さんがほとんどです。後継者問題も深刻です。日本に七万七千軒のお寺があるうち約二万軒は無住です。
神社の場合も、国内の神社の数は過去10年で減少し続け、2022年度までに500ほどが減っています。
宗教なんぞはなくなればいいというものではありません。
宗教学では、宗教には大きく2つの役割が あると考えられています。
1つは、精神の安定化装置(スタビライザー)としての役割であり、も う1つは、社会の安定化装置としての役割です。
今、日本中はカオスです。庶民の貧困はますますひどくなり、政治家は嘘や悪行を重ねても選挙に当選すれば発車オーライ。
外国人が日本の土地を当たり前の陽に買いとってゆく。
国民の心は荒んで行く一方です。
これは国難です。
日本人は、もともと信仰深い国民です。
それが日本を支えてきた精神の柱でした。
ですから、宗教離れが起こっても、日本人なら誰でも「信仰」のDNAは持っています。
と確信する理由は、私のSNS伝道では、キリスト教会では薄くなったと言われる三十代層が14パーセントを占めています。
これは、わずかな希望です。
極端な言い方ですが、宗教から離れたとしても、唯一の神を信じる信仰だけは大切にしていただきたいと思います。
これから、宗教が生き残る道は、ホームからアウェイ。今までとは違う取り組み方です。
ルカによる福音書 17:20-21 口語訳
神の国はいつ来るのかと、パリサイ人が尋ねたので、イエスは答えて言われた、「神の国は、見られるかたちで来るものではない。 [21] また『見よ、ここにある』『あそこにある』などとも言えない。神の国は、実にあなたがたのただ中にあるのだ」。