呼吸器内科(2回目)造影MRI

造影MRI検査のため、地下に移動します。

受付で問診票を受け取り、待合室で待機します。

時間になり、技師さんが呼びに来ました。

「造影剤を使うので、30分くらいかかります。
 トイレは大丈夫ですか?」

「…大丈夫です」

受付前にすませていたのですが、確認されると、何となく、トイレに行きたいような感覚に襲われます。
なぜなのか 笑

トイレを通過する際、技師さんが「大丈夫ですか?」と念を押します。

「はい…」

「そうですか 笑」

紙製の検査着(上下)を渡され、着替えます。
着替えを済ませると、金属探知機でチェックされました。

MRI検査は、何度か経験ありましたが、金属探知機まで使ってチェックするのは、初めてのような気がします。

廊下に椅子があり、そこで、注射針を刺すようです。

私の前に受付をした患者さんに、看護師さんが針を刺していました。
が、既に、2回程失敗されているようです…。

(分かる! 分かるよ! 痛いよね!!)

研修医さん(だと思われる)が、私の担当のようで、針を刺しに来ました。

緊張しているのが伝わってきます。

前回(気管支鏡検査)のことがあるので、
「24番は無理でした。23番使ってましたよ!」と申告しようかと思ったのですが、
余計なこと言って、緊張させるのも可哀そうなので、黙って見守ることに。

「チクっとしますよ」

「はい」

穿刺部は見ないように(見ると研修医さんが緊張しそうだから)、顔を背けます。

(…あ…。失敗したっぽい……)

「一回、抜きますね」

「はい」

(いいよ!失敗したら、すぐに抜こう!その方が、ダメージ少ないから)

研修医さんは、頑張って平静を装うとしてますが、緊張が増していくのがヒシヒシと伝わってきます。

「チクっとしますよ」

「はい」

(おおー。今度は…いけた??果たして、後程、造影剤は漏れずにいける、かな?)

安堵したのもつかの間…。

向こうでは、看護師さんが、また失敗した様子。
流石に、患者さんの表情が険しくなりました。

不穏な空気が漂います…。

(ああ…。1回失敗したら、即、ベテランに選手交代するシステムにはならないのかしら)

先ほど、私を担当した研修医さんが呼ばれたようで、再登板するようです。

私の時に一回失敗したことは、勿論、患者さんも知っています。不安そうな顔の患者さん…。

と、私の順番がきたようで(MRI室は、複数えるようです)、技師さんが呼びに来られました。

患者さんの注射が上手くいったのかどうか、気になりましたが、仕方ない 笑

MRI室に入り、検査台に横になります。
耳栓をして、ガーゼのようなもので固定し、頭が動かないように固められます。

最初は、造影剤無しで撮影します。

あれ??
昔、MRIで腰を撮影した時は、ヘッドフォンをつけて、クラシックを聴いていたような…。
頭部の場合は、映り込むといけないから、ヘッドフォンナシなんでしょうか。

撮影が始まると、胃がキリキリ痛み出しました。
PET検査の時も、撮影が始まると胃が痛みだしましたが…。
MALTリンパ腫が、磁力にでも、反応してるのでしょうか?
痛い…

「造影剤、入れますね」

前回、造影CTの時は、身体の一部がカッと熱くなりましたが。
今回は、そのような事はなく。
使う造影剤によって、こんなにも違うのでしょうか?

頭の撮影なので、じっと動かないようにしておくのですが…
咳が出そうになります。
しかし、咳をすると、頭が動きそうで。
ガガガ、と、音が出てる時は、ぐっと咳を我慢して。鳴り止んだ時に、咳をするようにしました…。
(多分、これで大丈夫なはず…)

なんとか無事に撮影が終わり、看護師さんに手伝ってもらい、身体を起こしました。

(腹筋が弱ってるのか、仰向けの状態から、身体を起こすのが出来ず…笑)

注射針が刺さっていた箇所を見ましたが、造影剤が漏れた形跡もなく、腫れたりもしてませんでした。
(研修医さん、良かったね!)

検査結果は、一週間後です。
転移箇所は、一箇所だといいな。

会計時、「前回の検査の追加請求があります」と言われました。
今月は限度額超えた!わーい 笑



支払額(免疫染色病理組織標本作成)
病理診断料     400点
負担額(3割)   1200円


支払額(遺伝子多項目同時検査)
検査料      10000点
負担額(3割)  30000円


支払額
再診料       74点
画像診断料    2959点
負担額(3割)  9190円


2022年  5月  ストレスで胃痛
2022年  7月上 タール便(1日のみ)
2022年  7月末 コロナ感染(ワクチン未接種)
2022年10月末 人間ドックで胃カメラ
2022年11月  人間ドックの検査結果
        「胃MALTリンパ腫の疑い」
2022年12月上 大学病院を紹介される
2022年12月末 大学病院で胃カメラ検査
2023年1月        胃MALTリンパ腫確定
2023年2月   PET/CT検査
         →胃以外にも病変の疑いあり
2023年3月   造影CT検査
         →肺がん・転移の疑いあり
        骨髄検査
         →問題なし
        血液検査、レントゲン、心電図
        PCR(コロナ)検査
         →陰性
        気管支鏡検査
         →肺腺癌 ステージⅣ ALK
        脳造影MRI

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