アレセンサ服用1年経過 まとめ
2023年1月、胃MALTリンパ腫の告知を受け
2023年3月、肺癌の告知を受け
2023年4月よりアレセンサ服用開始。
アレセンサを服用開始して、1年が経過しました。
1年間、早かった。
癌治療だけではなく、仕事の方も色々とあり、精神的にも肉体的にもしんどい日もありましたが、まぁ、なんとかなりました。
人生、大概のことは、なんとかなるものです 笑
なんとかなるなる、なんとかなる♪
【振り返り】
◆血液検査
アレセンサ服用前、血液検査はずっとA判定でしたが、今まで無縁だった「H」や「L」の文字がチラホラと…。
・AST/ALT
9月に、一度数値が悪くなりましたが、以降は基準値内
・総ビリルビン
アレセンサ服用前 0.5
服用2週間後 1.0
以降 2.0前後
1年後 2.5
・赤血球、Hb等が基準値より低下しました。
服用後3週間目から、ずっとLの文字が続いています。
◆肺・リンパ節
アレセンサ服用前 原発巣 1.1㎝
いずれも縮小しました(大きさまでは不明…)
縮小した状態で「著変なし」の文字が続いてます。
◆脳腫瘍
右側頭葉 2.1cm→0.8cm
一時期、0.6cmまで減少しましたが、今のところ0.8cm。
左の脳腫瘍は、転移性じゃないのか変わりなしです。
まあ、大きくなってなければ、ヨシ 笑
◆CEA
アレセンサ服用前 8.9
1ヶ月後 6.5
2ヶ月後 2.5
1年後 1.9
CEAは、もともとそんなに高くないこともあり、すぐに基準値内に。
腫瘍マーカー上では、私は癌患者ではありません。
健康そのものです。エッヘン。
◆倦怠感、疲労感
アレセンサ服用前に比べると、明らかに疲れるようになりました。
でも、病気のことは会社に報告していないので、
「癌を言い訳にして休むことは絶対しない」と決めました。
けれど、週5日出勤するだけで、体力が根こそぎ刈り取られていくようで。
ひどい時は、火曜日から「もう無理。疲れた」とヘロヘロ状態。
帰宅後すぐにベッドに倒れこむこともありました。
土日は、必要最低限の家事をこなし、あとは寝て過ごして、体力回復に努めて。
「寝て過ごすなんて、時間の無駄遣い。
寝るために延命治療受けてるみたい。
何も出来ずに、漫然と生きる意味って、
延命治療を受ける意味ってあるのだろうか?」
重い身体をベッドに沈め、天井を見上げて考えることもありました。
調子のよいときは、毎日数時間の残業でもこなすこともできたり、週末お出かけすることもできるのですが…。
倦怠感を感じない日の方が、少なかったです。
私は一人暮らしだから、
「疲れた!何もしたくない!」
でも、許されますが(許されないけど 笑)
ご家族と暮らしてる方、子育もしてる方達、本当にすごいなーと思います。
頭が下がります。
◆体重変化
体重は安定せず。
何もしてないのに、数日で数キロ減ったり、逆に何もしてないのに、増加したりと。
体重変動のグラフは、まるで心電図のよう 笑
アレセンサを長期服用できている方は、服用開始早々に体重増加してるので、私はあまり長くは飲めないんだろうな、と思ってます。
(耐性獲得期と体重増減の相関関係はないそうですが…。5年以上服用できている方は、皆さん、10キロ前後は増えてる…)
◆フワフワ、ふらつき
アレセンサ服用開始後は、身体がフワフワしたり、階段から落ちそうになったりしました。
が、1年経過した今では、フワフワすることはありません。
ふらつくことはありますが、それは貧血によるものだろうと、推測してます。
◆便秘
処方してもらったのは、酸化マグネシウム、グーフィス、リンゼスの3種。
今は、酸化マグネシウムとリンゼスを処方してもらってます。
効果があったのは、リンゼスでした。
◆味覚障害
1年経った今も、酸味のあるモノは苦く感じます。
たまに、酸味のないモノも苦く感じることがあります。
大人なので、多少の苦味は平気ですが 笑
味覚の鋭い年齢のお子さんだったら、大変だろうなと思います。
あと、たまーに、甘味を強く感じることもありました。
◆肌の変化
色が黒くなり、シミが増えました。
アレセンサ以外の分子標的薬を服用している方も、シミが増えてる方がいるので、薬剤の影響なんだろうなと思います。
ビタミンC飲んだら、多少はマシになりそうだけど。
呼内先生、ビタミンCも、飲んじゃダメ?
◆老化
1年間で、20歳くらい年をとった気がします。
一気に老けました。
あと数年服用したら、100歳を軽く超えそうです。
わぁ、平均寿命超えちゃう。長生き! 笑
◆爪の脆弱
爪は、よく割れたり、欠けたりするようになりました。
鉄剤を飲んでも、相変わらず割れるので、アレセンサの副作用の方が強いのかな。
◆皮膚の乾燥
特に、冬場は乾燥がひどかったです。
保湿剤、処方してもらえば良かったと、後悔。
今年の冬は、血内先生にお願いしてみようかな。
血内先生なら「いいですよ」って言ってくれそうな予感 笑
◆手の痺れ
7月に寝違えてしまい、暫く、手がビリビリ痺れることがありました。
その後、症状は和らいでいきましたが、今も、掌や腕に違和感があります。
最近は、痺れが増えてきたように感じます。
アレセンサの副作用で、稀に痺れる方もいるので、副作用なのか。
それとも、左側にある脳腫瘍の影響なのか。
マッサージにでも通ったら、治るのかなぁ。
◆筋肉痛
運動していないのに、太ももに筋肉痛が出ることがあります。
筋肉痛が出た後は、太ももが少し細くなります。
後日、細くなった分、脂肪がついてブヨブヨになります…。
◆チクチクした痛み
時々、肋骨や胸、気管支辺りがチクチク痛みます。
一過性の痛みなので、あまり気にしないようにしてますが、チクチク痛む箇所に癌細胞があるのでしょうか?
◆発疹
気付くと、発疹がポツポツと出来ていることがあります。
痛みや痒みはないので、お薬塗らずに、放置してます。
◆頭痛
時々、頭痛がします。何時間も続く痛み等ではなく、一過性のものです。
アレセンサ服用前は、明け方に頭痛がしたり、突然嘔吐することもありましたが、今のところ、それらはありません。
閃輝暗点は、たまーにある程度。
◆構音障害
アレセンサ服用前は、上手く話せなくて、話すこと自体がイヤになっていましたが、今は、普通に話せています。
◆大腿骨等の痛み
アレセンサ服用前、あんなに痛かった骨の痛みが、いつの間にか本当にすっかりなくなりました。
骨転移の話はなかったのですが、転移してたのかな?と思ってます。
◆口内炎
口内炎はずっとあるような…。
ひどい痛みはないので、平気です。
◆黄疸
白目や肌が黄色くなったり、茶褐色の尿が出たりしたことがありました。
診察時に指摘されたことはないので、自分で気になる程度の感じです。
◆腹痛
何度か七転八倒するような痛みに襲われることがありました。
胃の辺りだったり、肋骨下だったり、下腹部だったり。
原因が分かず、ひたすら痛みが引くまで、じっと我慢…我慢…。
(途中で気を失うのか、気がついたときは痛みが引いてます)
アレセンサの副作用なのか、胆石の影響なのか、萎縮性胃炎なのか、子宮筋腫のせいなのか、原因は不明のまま。
◆認知機能低下
頭がものすごく悪くなりました。
今までは、買い物時、税率や割引等も暗算し、誤差はあまりなかったのに。
最近は、細かく計算するのが苦手になり、大雑把になりました。
理解力・記憶力の低下は、特に著しいものがあります。
さらに、集中力の低下も相まって、ケアレスミスが増えました。
反応や反射神経も鈍くなった気がします。
アレセンサでこうなのだから、ローブレナを服用したら、どうなるんでしょう。
正直、これ以上、認知機能に影響が出るようなら、他の薬は服用したくないな。
◆月経量の増加
アレセンサ服用後、月経量が増えました。
それは、もうびっくりするくらい…。
更年期障害の一種なのかもしれませんが。
婦人科受診するのは、気が重く、放置状態です。
このまま逃げ切れるのかな。
◆脱毛
貧血の影響もあるのかもしれませんが、脱毛が激しいです。
アレセンサやザーコリを服用している他の方も、脱毛や毛量減少に悩んでいたので、少なからず影響はあるんだと思います。
◆体調不良
例年、あまり風邪をひくことはないのですが、服用1年間、風邪のような症状がでたり、人生初のインフルエンザに罹患したりと、体調不良の日が増えました。
身体が疲れてるから風邪ひきやすいのか、免疫が落ちて風邪ひきやすいのか。
どうなんでしょう。
◆視力低下
視力が落ちました。
年齢的に視力も低下するのでしょうが、眼鏡やコンタクトをしていても、あまり見えません。
数カ月毎に作り直したらいいのかもしれませんが…。
◆貧血
息苦しくなったり、心臓がバクバクしたりすることが増えました。
アレセンサ服用開始後、鉄サプリを含め、全てのサプリ服用を控えたのも影響があるのかな?
◆心電図の判定がA→Bに
健康診断や人間ドックの心電図は、ずっとA判定でした。
しかし、アレセンサ服用10カ月後の心電図は、B判定でした。
B判定は、まだ気にするほどのことではないのかもしれませんが、やはり、アレセンサは心臓に負担がかかってるのかな?と思えてなりません。
上記の副作用や症状について、私は、ほとんど主治医には話していません。
「気のせい」って言われそうで、言えません 笑
【一年服用して思ったこと】
もともと喫煙はしておらず、お酒も誘われたら嗜む程度だったので、禁煙や禁酒で苦しむ必要がなかったことは、とても良かったです。
過去の私、偉いゾ!
よくぞ、タバコやお酒に無縁で生きてきたのう。
褒めて遣わす 笑
グレープフルーツやかんきつ類は、なるべく控えましたが、それ以外の食べ物に関しては、特に制限はありませんでした。
「お菓子は絶対食べるなよ」と言われてたら、禁断症状が出ていたかも 笑
何かを我慢する、ということがあまりなかったので、その点は本当に楽でした。
アルコールに弱い体質のおかげで、鎮静剤も効きやすい方だと思うから、気管支鏡検査も耐えられたような気がします(多分)。
(というか、最後の方しか記憶にない 笑)
良かった。お酒に弱くて 笑
もともと寝るのが好きな体質?なので、眠れなくて睡眠薬に手を出す、ということも全くありませんでした。
寧ろ、倦怠感のおかげで、電気消したら秒で眠れます。
眠れなかったのは、激痛に襲われた時くらい。
腹痛で悶えていた夜は、流石に眠れませんでしたが
(それでも、あまりにも痛みがひどいと、気を失うのか、気付くと朝になってました)
肉体的苦痛による不眠はあっても、精神的な理由で眠れない、ということはありませんでした。
告知を受けた夜も、電気を消すとすぐに爆睡。図太い…笑
空腹は我慢できても、睡眠欲は我慢できません 笑
もし、不安や心配事で眠れなくなる体質だったら、週5で働くことは難しかったかも。
病欠したのは、インフルエンザに罹った時だけ。
(このインフルエンザ罹患による有休消化は、想定外だっただけに痛かった。そっち?! 笑)
どんな時でも眠れる体質(図太さ?)で本当に良かったです 笑
副作用の少ないとても優秀なアレセンサのおかげで、変わらぬ日常を過ごせたことに、とても感謝しています。
一方、副作用の少ないアレセンサでも、結構シンドイと思う日もあり、アレセンサ以外の治療に耐えられるだろうか?と思うこともあります。
正直、アレセンサでこんなにキツイなら。
治療は、アレセンサで終わりでいいかな?と思ってます。
(「その時」がきたら、気が変わるかもしれませんが…)
アレセンサが服用できなくなったら、緩和ケアに移行して。
死ぬまでの間に、もし、アレセンサよりも優秀なお薬が出てきたら、試してみたいけれど。
良いお薬に出会えるかどうかは、運次第。
治療しても、副作用で辛い目に遭うし。
無治療を選択しても、いずれ、呼吸すらできなくなる程苦しむだろうし。
どっちの道を選んでも、苦しむという…。
拷問か 笑
私、何か悪いことしたかなぁ。
心当たりがありすぎる 笑
願わくは
一度も、痛みを味わうこともなく
一度も、苦しむこともなく
そこで、苦しまずに死ぬ方法、考えてみました。
全身の血液を1秒で抜き取ることができたら、苦しむことなく死ぬことが出来そうな気がします。
強力なバキュームで血液を一気に吸引!
それに、血液全部抜いたら、解剖もしやすそうじゃないですか。
身体の中に血液が一滴もなくても、暫く、意識って残るのかな?
きゃー、怖いっ。
もしそうなら、寝ている間に、処置して欲しいっ。
血内先生、どうでしょう?
吸引法(笑)がダメならー…。
呼内先生
1錠飲めば、痛みも苦しみもなく、確実に死ぬことが出来るお薬、処方してください。
「いつでも死ねる」と思えたら、案外、治療も頑張れそう。
だから、お守り代わりに、お薬くださーい。
ダメ?
だってね、先生。
私、悪い人間だから、ものすごく苦しんで死にそうなんだもん。
「病気は治せない」って、言うなら。
せめて、楽に死ねるように、力を貸してください。
一生のお願い!
なんて、口が裂けても言えないけど 笑
とりあえず、痛みを感じることなく、苦しむことなく、死ねますように。
神様! 仏様!
お願いします!!