話が違う!!
M社の担当M本さんのスカウトメールでの要望を軸に連載会議にかける為のネームを作ったBちゃん。
M本さんからお願いされたキャラの全身図やアップ、大体のあらすじなどを添え送信しました。
M本さんからの返信を待つBちゃんは落ち着かない様子でしたが、少し元気がないように電話ごしに感じていました(その理由は後日わかりました)
M本さんからはすぐに返事がきて、次の連載会議に出したあとまた打ち合わせをしましょう、とのことになりました。そのメールにはM本さんのネームに対するコメントはなかったので、M本さんがどう感じたのかBちゃんは少し不安そうで励ましたのを覚えています。
そして数日後、連載会議を終えたM本さんと打ち合わせをしたBちゃんから連絡があったのですが、その内容を聞いて私は「えー!!」と、正直なんなんだよそれ!と怒りました。
というのも、画力は全く問題なし。
ただ、ストーリーはもっとああした方がいい、こうした方がいい、という指摘が多く入りました。指摘が入るのも当然ありえる事だろうと、Bちゃんは想定はしていました。しかしその指摘がとても納得できるものじゃなかったのです。
スカウトメールでM本さんはBちゃんに描いて欲しいジャンルをハッキリと明記していました。
例えば、
「少年向けのかっこいいバトル漫画で」とか「キラキラの少女漫画で」「転生ファンタジーもので」「青年向けの大人な内容で」みたいに、実際はもっと具体的に書いていたのです。
しかしM本さんからBちゃんへ入った指摘は、それをマルっと無視したような内容だったのでした。M本さんから「こんな作品を参考にしてみては」と勧められたものも、スカウト時に書いてあったジャンルとは全く異なるもので、その時点でBちゃんのテンションはダダ下がりでした。
例えるなら、
スカウトでは、
「爽やかなスポーツ少年漫画を描いて欲しいです!」
と言われたのに連載会議後は、
「人生泥沼、借金まみれの青年漫画を参考に考えてみてください」
と言われたぐらいのギャップがある話でした。
※このnoteは、あくまで私とBちゃんが経験した内容を綴っているだけなので、アドバイス的な意図は一切ありません🐶こんな風にデビューした人もいるのか〜、と温かい目で読んでいただけると嬉しいです🌸
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