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50代にも好きな仕事があるといいね

次世代ファミリーコーチのベアちゃんです。
母の癌をきっかけに実家に移り住み母を支援してしてもうすぐ10年たちます。癌再発の気配は全くなく母は毎日穏やかに暮らしていて、介護支援のために仕事を辞めて通い介護をしてくれている姉がなんだか手落ち無沙汰になるほどです。

そんなわけで、姉は職探しを始めたようです。
今日は 母の介護を担うチームメイトの姉の職探しを応援し暖かい目で見守りながら、50代、介護と両立できる?を意識して「仕事」について考えてみます。

次世代ファミリーコーチのライフチャートをいつもお手元に置いて時々自分を整えながら50代までキャリアを形成していけばいいですよ、って話かもしれません。時間軸長期スパンで仕事考えていきたいですね。


仕事には「社会とのつながりを感じる」という重要な意味がある

 子育てするから、介護があるから、子育てや介護で社会とはつながっていられるから、と言って仕事を手放す人は今でもまだまだとても多いですよね。女性の比率がまだまだ高いかと。誰かに強制されるわけでなく、自らそのような選択をする人を誰もとやかく言うことはできないのは事実です。

次世代ファミリーコーチングのワークショップではライフチャートのワークがあるので、仕事を辞めたりした後も その時の自分のバランスが取れていてエネルギーに満ちているのなら、とても幸せなんだろうと思います。

 姉は 2年ほど前に 「母とすっと一緒に居たい」「万が一コロナ禍で老人ホームに入ってしまったら今生の別れとなり生涯悔いてしまう」との思いから、仕事をばっさり手放してしまいました。介護のための離職、といえるでしょう。専門スキルをかわれた契約社員でしたので、続けていれば契約更新してもらえたのに、もう更新しませんと自分から断ってしまったのです。姉にとってその仕事は少しキツい、つらいと感じるものだったようなので、逃げたかったというのもあるのかもしれません。その職場は別の専門スキルのある人を雇用してしまいますから、もう同じ職場に戻ることは期待できませんがそれで良かったみたいです。
 姉はここ2年くらい、思う存分母と一緒にいて、自分の思った通りの過ごし方ができたのだと思います。ただ、子育てと違って介護は 何年後にこうなる、という予想がつかない世界です。
 母は常時身体介護が必要なわけでもなく、食事もサーブすれば自分で食べることができて、昼の大半はソファーで眠っています。テレビのニュースについて語り合うことは認知症予防や不安解消にはとても良いことだけれども、1日1時間もそんな時間があれば十分かもしれません。母が100歳まで生きるとするとこんな状態があと15年? そう考えると、姉が「私も社会とのつながりが欲しい」というようになった・というのも当然のことかもしれません。
 子育てのために仕事を辞めた妻が何年かたつうちに、社会とのつながりがほしい、仕事がしたい、ということはきっとよくあることだと思います。そういうことを言う妻に対して「お前、昔、自分から仕事辞めたのだろう」、なんてことをいう夫はヒドイヤツですよね、それと同じで、私は姉の今の気持ちを尊重し、応援していくようにしていかなくっちゃいけないな、と思っています。姉にもやりがいがあって 負担的にも丁度いい仕事に、職場に出会えるといいな。

エッセンシャルワーカーを尊重する社会になりますように


VUCAの時代、常に人生順風満帆でいられる人は少ないのかもしれません。一度自分の好きなことで稼げるようになったとしても、何かの拍子にうまくいかなくなることはあるかもしれません。バタフライイフェクトのように世界の遠くの出来事が思いもよらず自分の仕事に影響することもあるかもしれません。
エッセンシャルワーカーはコロナ禍で大変な思いをされた方も多いですが、常に働き手不足です。働き手不足の状態が続いていると、それが働く人たちをさらに追い詰めて、体を壊したり長時間労働をしたりする羽目になり、さらに人手が減ったりする、そんな負のスパイラルになってしまって働き手クライシスのおこるところもあるように聞いています。
 ベアちゃんは母の介護もあって、介護業界で働く人たちとはとても近いところにいます。介護業界で働く人たちを見ていると、とても大変な働き方だな、と思うこともたくさんあります。ベアちゃんは 大変な状況で働く人には感謝をこめて無理を言わないように気をつけています。保育士さんとか、運送業のドライバーとか長距離バスの運転手さんとかそういう方々にも常に感謝を伝えるようにしています。宅急便の再配達は絶対させない!っていうことも気をつけてます。
 働き手クライシスの職場は常に人財募集中です。
 姉は今介護業界で働くことを考えているようです。姉は介護初認者研修の受講経験があり、介護職として働く知識があるのです。元々は母を自分で介護したいという思いで受講したらしいのですがね。実はものすごく学歴がある姉が、50代で初めて介護職についた時、きちんと尊重されて体に無理なく働けて、願わくば今まで違った業界でいろいろやってきた仕事の経験もなんらかの形で活かしていけたりする環境だといいな、と心から願っています。

すべての人にディーセントワークを


ディーセント・ワークとは、「働きがいのある人間らしい仕事、より具体的には、 自由、公平、安全と人間としての尊厳を条件とした、 全ての人のための生産的な仕事」のことです。
すべての人にディーセントワークを、ということはSDGsの目的の一つにもなっています。
介護をしている人も、育児をしている人も、老親や子どもを大切にしたいという人間らしい思いを尊重されたうえで 働ける「仕事」。これも ディーセントワークだと思っています。。仕事か育児か、とか 仕事か介護か、の二者択一をせまられるような状況はおかしいと思っています。

ベアちゃんは 働き続けられているものとして、50代の人も、一度離職した人も どんな人でもディーセントワークを得られる環境づくりに力を注ぎたいと思っています。

お仕事と 育児・介護・などファミリーごととの両立に何かモヤモヤのある方はぜひ次世代ファミリーコーチングにいらっしゃってくださいね。ライフチャートワークを一緒にやってコミュニティで一緒にお話しすることで解決策がきっと見えてくると思いますよ。

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