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認知症BTSDだった祖母の記憶@べあちゃん

次世代ファミリーコーチのベアちゃんです。

 実母が癌になって以降、実家に出戻り同居して母を支えながら会社員を続けています。ベアちゃんは、「家に稼ぎをもたらしつつ母を幸せにできている孝行娘!」との自覚を持って、母と穏やかに暮らし支えながら在宅で仕事も頑張っています。
 
 ベアちゃんは 今までは「母の介護を 姉とのチームで行うこと」にちょっと課題がありましたが、最近は びっくりするほどうまくいっています。この機に「なぜ今まで姉とあんなに不仲だったのか」を振り返ってみると、私たち姉妹は、「祖母が認知症BTSDで介護が大変だった記憶」をPTSDのように持っていて、認知症気味になってくる母をどう介護するか、を姉妹で話し合う際に、「祖母の時のようになるのではないか」という恐怖を互いにもっていたからなのではないか、と思い至るようになりました。

 BPSD(Behavioral and Psychological Symptom of Dementia)とは、認知症の患者さんにみられる精神症状・行動症状のことを指します。日本語では「認知症の行動・心理症状」と呼ばれ、暴言、暴力・介護抵抗・食行動異常(過食、異食、拒食)・ 徘徊・ 失禁、不潔行為・被害妄想(もの取られ妄想)などがあります。

 祖母は 在宅で、子世帯と同居して家に暮らし、8年間有料老人ホームに入った後100歳で他界しましたが、ホームに入るまでの10年くらい、体は健康なのですが、結構な被害妄想・もの取られ妄想があり、孫の私たちも少し大変でした。

 今日は祖母の人生に寄り添いつつ、認知症BTSDをいかに避けていくか、について考えていきたいと思います。認知症は誰もがなりえるもので、偏見を持って接してはいけませんが、BTSDになるとほんっと大変です。(避けたくなるのが正直なところ) ぜひ予防の観点でご一読ください。

以下、祖母の人生に寄り添うために、ファミリーストーリー的エピソードが長々と続きます。ちょっと冗長な文章で恐縮ですが、BTSDを避けるための有効なエッセンスを探す感じでどうぞお役だてください。



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