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高齢者には「身元保証人」が絶対必要

次世代ファミリーコーチのベアちゃんです。
 仕事しながら 「絶対この家を離れたくない」派の母(85歳)と暮らしています。実姉が平日3~4日 母の相手をしに来てくれるようになったので、二人でチーム介護すれば乗り切れるかな、ということで、母の希望に従って訪問リハビリもデイケアも断り、姉妹交代で母と一緒にテレビを見たりおしゃべりしたりしながら暮らしています。ベアちゃんは 「ハイブリッドワーク」(在宅勤務かオフィスか、本人希望が尊重される働き方)の職場なので、母の隣の部屋でお仕事していて、トイレの時・お風呂や食事の時は見守りとちょっと介助、って感じでやっています。母は結構呆けていて(一人暮らししている孫がいつ帰るか毎日聞かれる・・とかありますが)たいした問題ではなく、平和で穏やかです~。

 今日は 母ではなく、叔母さん(83歳)夫婦のお話。
叔母(父の妹)は 開業医の方に嫁いで、医院の手伝い等はされていましたが、基本は専業主婦で、お子さんがいません。叔母さんの旦那さんは80代で医院から引退したので、ご夫婦で悠々自適なのだろうと思っていたら、ちょっといろいろ大変な状況に。お子さんがいないのに 老後の終活をちゃんとやってないと、周りがこんなに大変!っていう事例になっちゃってますので・・皆様これ読んで、どうぞ「転ばぬ先の杖」をしてくださいね。


1.誰でも必ず、「日常生活支援」「(入院時の)身元保証」「死後事務処理」は誰かに頼らなくてはならないと覚悟せよ!

サムネイルの図は 総務省が令和5年8月に公表した「身元保証等高齢者サポート事業における消費者保護の推進に関する調査結果報告書」からの抜粋。総務省も長寿化とライフスタイルの変化で高齢者のみ世帯の方(老夫婦のみ または独居)が急増しているのをきちんと把握しているので、実態調査をしたというわけ。これを読むと、「高齢者にはまだまだ身元保証(や生活支援者・死後事務処理をやってくれる人)」が必要で、家族に頼れない人は(お金を積んでも積んだ先がつぶれてしまうことが結構あるから)大変なんだな、というのがよくわかると思います。
 親が嫌いなら介護なんかしなくていい、親の問題は親の問題!なんてドライに言う人、結構いますが(「ひろゆき」とかもそうみたいですね。)そうすると、騙されて全財産をなくした・とか 委託先がつぶれてしまってお金が回収できなくて悲惨・・とか そんな話がまだまだありえるのだと覚悟する必要があるようです。

「ひろゆき」は「親のことは全部行政に任せろ」といってますが、行政って何?結局は様々な民間サービスで、直接規律・監督する法令・制度等はなく、監督官庁や事業者団体も存在しないためにトラブルも発生しているのが実態なんです。
 親が嫌いで なるべくドライな付き合いをしたいのならば、親に消費者庁の「身元保証等高齢者サポートサービスの利用に関する留意事項について」の啓発資料を渡してあげるのが一番良いと思います!


消費者庁 啓発資料



2.お金はあっても子がいない、で 終活してないと こうなる!

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