ダービー卿CT、大阪杯 レース回顧
ダービー卿CT
馬場傾向振り返り
レース当日、発売前 天候:晴れ、芝:不良
6:30 芝:不良→重
13:19 芝:重→稍重
と推移し、当レースは稍重で行われました。
8R 古馬2勝クラス1600mの走破タイムが1.33.2、標準タイムが1.34.3、当レース走破タイムが1.32.9、標準タイムが1.33.1なので良馬場に近い稍重だったのでしょうか、水準程度の馬場レベルでした。当週からBコース替わりと言う事も有り、逃げ先行勢が幅を利かせていました。
ラップタイム振り返り
走破タイムが1.32.9、前半通過タイムが35.5-46.8-57.8、後半上りタイムが57.4-46.1-35.1と前後半ほぼイーブンペースでエエヤンのペースでレースが進み、マイペースで番手に控えていたパラレルヴィジョンがゴール前エエヤンを差し切りました。
騎手、陣営コメント
<パラレルヴィジョン=1着>戸崎騎手 届く位置でという感じで進めていました。後ろの馬もいたので、それもありました。でも前かなと切り替えはしました。反応も良くて、体重もマイナス16キロでしたけど、すっきりして良くなっているのかなと感じました。攻め馬の時もいい感触でしたので。すごく乗りやすいので、ゲートだけ気をつけていました。
<エエヤン=2着>M・デムーロ騎手 最近はいい結果が出なくて心配したけど、今日は返し馬から雰囲気が違った。行くつもりはなかったけど、行きっぷりがすごくて行きました。最後まで頑張ってくれたけど負けて残念。
<アスクコンナモンダ=3着>岩田望騎手 少し位置が後ろになって、さらに馬場が悪いところを通ってしまいました。最後伸びているので位置さえ取れれば、重賞でも通用する力はあります。
<ニシノスーベニア=4着>大野騎手 昇級、重賞で前残りの展開になりましたからね。それでも盛り返してくれたし頑張ってくれたと思います。まだ良くなってきそうです。
<ダディーズビビッド=5着>三浦騎手 しまい甘くなると思ったけどバタッと止まらなかった。これならマイルも守備範囲ですね。
<タイムトゥヘヴン=6着>北村友騎手 年齢的な衰えは感じませんし、状態は良く感じました。内を突く選択をして最後まで頑張ってくれました。今なら距離はむしろあった方がいいかもしれない。
<セッション=7着>横山武騎手 自分で競馬を作ろうと思ったが、さすがにあれだけ主張されると抵抗できなかったです。とはいえ前に行った馬が頑張っている割には最後に疲れてしまいました。
<レイベリング=8着>丹内騎手 ペースが遅くなりすぎましたね。前に壁がほしいタイプだし、枠順も響きました。
<アルナシーム=9着>横山和騎手 鮫島駿騎手から聞いていた通り、マイルと緩い馬場が合わなかったです。今日のところは仕方ないですね。いいビジョンも見えてきたのでいいきっかけになれば。
<ラインベック=10着>石橋騎手 最初の頃より体が大きく使えるようになっていました。でこぼこの馬場は得意ではないですね。新潟のような硬くて速い馬場がいい。
<ディオ=11着>北村宏騎手 この競馬でタイトなローテも堪えたのかな。なかなか楽に上がっていけませんでした。それでも力は感じたし、挽回できると思います。
<クルゼイロドスル=12着>津村騎手 ぬかるんだ馬場にのめっていて、3コーナーから上がっていけなかった。乗り難しい馬でうまくコントロールができなかった。
<ドルチェモア=13着>内田騎手 いい結果が出なかったのでまた作戦を考えていかないといけませんね。
<インダストリア=14着>石川騎手 いいポジションで運べたが最後は反応がなくなってしまいました。久々のぶんなのか。
<キミワクイーン=16着>菅原明騎手 距離が長かったですね。
大阪杯
馬場傾向振り返り
レース当日、発売前 天候:晴れ、芝:良
12:20 天候:晴れ→曇り
14:40 天候:曇り→晴れ
15:53 天候:晴れ→曇り
と推移し、一日を通して良馬場で開催され、当週からBコースが使用されています。
8R 古馬2勝クラス2000mの走破タイムが1.58.7、標準タイムが2.00.2、当レース走破タイムが1.58.2、標準タイムが1.58.5なので速い時計の出る馬場レベルで、内側の先行馬に有利な馬場でした。
ラップタイム振り返り
走破タイムが1.58.2、前半通過タイムが35.8-48.4-60.2、後半上りタイムが58.0-46.5-35.0、隊列が早めに決まって2角辺りまでは遅めのペースで流れましたが、4F以降は加速ラップになりロングスパート戦になりました。
典型的な差し馬には向かない展開の中、3着ルージュエヴァイユ、4着ステラヴェローチェは最後差し脚を伸ばしましたが先行有利な馬場でしぶとく粘ったベラジオオペラが後続の追撃を凌ぎました。
騎手、陣営コメント
<ベラジオオペラ=1着>横山和騎手 操縦性のいい馬なので、思い切って先行した。最高にうれしい。この子の強さをしっかり生かせた結果。ここで勝ちたい強い気持ちがあった。応えてくれた馬もすばらしい。(昨年のダービー4着の)悔しさがずっと忘れられなかった。
<ローシャムパーク=2着>戸崎騎手 ゲートで前へ行きたかったが、スピードの乗りが悪く“まくり”に切り替えた。イメージ通りで手応えも良かったが、最後は勝ち馬と同じ脚色になってしまった。
<ルージュエヴァイユ=3着>菅原明騎手 うまく内へ入れて思った通りの競馬。しまいもしっかり伸びてくれた。あと少し・・・。ものすごく悔しい。
<ステラヴェローチェ=4着>酒井騎手 もうひと脚を使って前めのポジションをと思っていたが、思ったよりテンから進まなかった。力はしっかり出してくれている。改めてですね。
<ジオグリフ=5着>北村宏騎手 精神面を含めてコンディションは良く感じた。最後まで集中力を切らさずに立ち回ってくれた。いい方向に進んでいる。
<プラダリア=6着>池添騎手 タスティエーラの後ろで折り合い良く直線に向けたが、最後は脚色が同じになった。もう少し距離があった方がいい。
<ソールオリエンス=7着>横山武騎手 ブリンカーを着けたことで、いつもよりいい意味でピリピリしていました。テンからポジションを取りたかったですが、ゲートは得意ではないですからね。
<スタニングローズ=8着>西村淳騎手 あの子のリズムでハナに立つ競馬を。折り合って、脚もたまっていましたが、最後は疲れてしまいました。
<カテドラル=9着>藤岡康騎手 1歩目が速くなくて内々に切り替えました。最後は脚を使っていました。
<エピファニー=10着>杉原騎手 ここまで乗せていただいたことに感謝です。気が入りすぎて、ゲートの中の姿勢が出なさそうな形でした。それで出て、挟まれて、後手に回ったことが最後まで響きました。
<ハヤヤッコ=12着>幸騎手 後ろからの馬なので展開の助けは必要ですね。伸びてないわけではない。
<ハーパー=13着>岩田望騎手 調子は良かったですが、馬場がタフでこなせなかったです。
<ミッキーゴージャス=14着>M・デムーロ騎手 気が悪くて集中していなかった。
<キラーアビリティ=15着>北村友騎手 もっと前で競馬をしたかった。したいレースができなかった。
<リカンカブール=16着>津村騎手 初めての大歓声で、馬が高ぶってパニックになって発汗していた。
※コメントは日刊スポーツさん極ウマプレミアムからの転用