スプリングS、阪神大賞典 レース回顧
スプリングS
馬場傾向振り返り
レース当日、発売前 天候:晴れ、芝:良
1日を通して良馬場で開催されました。
8R 古馬2勝クラス1600mの走破タイムが1.33.4、標準タイムが1.34.3、9R 古馬3勝クラス1800mの走破タイムが1.47.6、標準タイムが1.47.2、水準程度の馬場レベルでした。3~4角付近の内ラチ沿いはかなり傷みがあるようです。
脚質的には逃げ先行が有利なようでレース当日は内枠~外枠まで連対していました。
ラップタイム振り返り
走破タイムが1.49.4、前半通過タイムが37.5-50.2-63.1、後半上りタイムが59.2-46.3-33.7、アレグロブリランテがスローペースで逃げ、3番手追走のシックスペンスが直線力強く抜け出し2着以下に3馬身と1/2差をつけて完勝でした。4角では5番手以内のポジションにいないと厳しかったと言うのも有りますが、上りの競馬になった割に差し込み勢が不発だったのは馬場の影響もあるのでしょうか。4年前にガロアクリークが勝った時もこんな感じのスローペースで本番の皐月賞ではガロアクリークが3着、ヴェルトライゼンデが8着、となっています。今年はどうなるでしょうか。
騎手、陣営コメント
<シックスペンス=1着>ルメール騎手 馬の後ろでいいポジションが取れた。反応が強かったです。2000メートル以上も絶対いける。能力がたくさんありそう。今日は楽に伸びてくれました。上のクラスにいけると思う。すごくいい3歳馬です。
<アレグロブリランテ=2着>横山和騎手 作戦通りいい感じのペースだったが、相手が悪かったですね。馬場も味方につけられたし、このまま順調にいってほしいです。
<ルカランフィースト=3着>横山武騎手 理想はきれいな馬場ですが能力のある馬でこなしてくれました。古馬になってさらに良くなる馬。これからの成長が楽しみです。
<チャンネルトンネル=4着同着>松岡騎手 思っていた位置を取れたが使ってきていることもあってイレ込んでいた。まだ精神的にも幼いし、体が絞れてくればもっと良くなる。
<コスモブッドレア=4着同着>石川騎手 前で運ぶのは予定通りでしたが、スローで流れてこの馬の持ち味が生きる競馬ではなかったです。
<スティンガーグラス=6着>戸崎騎手 スタートがうまく決まらず後方からになった。馬場が悪いところでもしっかり走ってくれました。
<ペッレグリーニ=7着>岩田康騎手 どれくらいやれるかなと思ってチャレンジしたが、最後は同じ脚になってしまった。もっとスッと割って行ければ良かった。
<ウォーターリヒト=9着>幸騎手 メンバー的にペースが遅いのは分かっていましたがこの馬のスタイルで運びました。脚は使ったが展開が向きませんでした。
<ジュンゴールド=10着>坂井騎手 テンションは前回よりマシでしたが、位置をとれる雰囲気ではなかったです。最後は脚を使ったけど、上がりの速い競馬になって。結果を出せず申し訳ないです。
阪神大賞典
馬場傾向振り返り
レース当日、発売前 天候:晴れ、芝:良
6:30 天候:晴れ→曇り
12:03 天候:曇り→雨
13:04 天候:雨→曇り
13:29 天候:曇り→雨
14:00 芝:良→稍重
15:29 天候:雨→曇り
15:49 天候:曇り→雨
と、天候、馬場は推移し当レースは稍重で行われました。
7R 古馬1勝クラス2400mの走破タイムが2.27.1、標準タイムも2.27.1、当レース走破タイムが3.06.8、標準タイムが3.04.6なので時計の掛かる馬場レベルでした。レース当日は内側の逃げ先行勢がまだ若干有利な様で、枠順では内枠の馬の連対が多い様でした。
ラップタイム振り返り
走破タイムが3.06.8、前半通過タイムが37.6-50.6-63.7、後半上りタイムが57.9-46.2-35.1、スローペースで残り1400m付近からのロングスパート戦になり、馬場も重く非常にタフなレースでしたがテーオーロイヤルは強かったですね、天皇賞春に出走するのなら勝ち負けの1頭だと思います。
騎手、陣営コメント
<テーオーロイヤル=1着>菱田騎手 あまり悪い馬場の経験がなくてどうかと思ったけど、まったく心配のいらない走りを見せてくれた。終始手応えが良くて、追ってからの反応もすごく良かった。この馬場と距離で、ゴールするまでまったくスピードが衰えることなく走ってくれた。
<ワープスピード=2着>川田騎手 具合良く感じる返し馬でした。前半はリズムを大事にして、途中から勝負に動いていく競馬をしました。着差が示す通りに勝ち馬はこのカテゴリーのトップホースですから、それを考えればよく頑張ってくれました。
<ブローザホーン=3着>菅原明騎手 終始かかり気味でも、3000メートルもってくれました。
<プリュムドール=4着>和田竜騎手 流れが遅かったけど、上手に走れていた。最後の最後に内をつければ良かった。上手に走れるので本番でも楽しみ。
<ゴールデンスナップ=5着>浜中騎手 格上相手にチャレンジのつもりで使ってもらった。大きな差はなく頑張ってくれた。
<サヴォーナ=6着>池添騎手 2周目の3コーナーでのエンジンのかかりが遅く、そこで上位と差がついてしまった。馬場も重馬場に近いやや重でしんどかったのかな。
<ディープボンド=7着>岩田望騎手 自分の競馬はできたと思います。
<メイショウブレゲ=8着>酒井騎手 返し馬でいつもより力んでいたのは休み明けの分。上手に走ってくれてバテていない。着順以上に収穫はあった。
<ジャンカズマ=9着>小沢騎手 スタミナ勝負に持ち込もうと思って積極的に。勝ち馬には置いていかれたけど、最後まで踏ん張っていました。
<ショウナンバシット=10着>M・デムーロ騎手 3~4コーナーはすごく手応えが良かったけど、直線に向いてフワッとした。ちょっと距離が長いのかも。
<シルヴァーソニック=11着>武豊騎手 3コーナー過ぎで息切れ。久しぶりだったからね。次はいいと思う。
<ディアスティマ=12着>ムルザバエフ騎手 最後は気力的に止まってしまいました。自信を取り戻したらもっとやれてもいい。
<ユーキャンスマイル=13着>荻野琢騎手 ペースが上がりだして少しついていけなかった。若干、3000メートルは長くなっているのかもしれません。
<アンタンスルフレ=14着>岡部誠騎手 力の差を感じる内容でした。
<ゼーゲン=15着>松若騎手 馬場が悪くてノメッていました。
※コメントは日刊スポーツさん極ウマプレミアムからの転用