鳴尾記念、安田記念 レース回顧
鳴尾記念
馬場傾向振り返り
レース当日、発売前 天候:曇り、芝:良
6:30 天候:曇り→晴れ、芝:良
1日を通して良馬場で開催され、当週よりCコースを使用。
8R 3歳以上2勝クラスの走破タイムが1.45.9、標準タイムが1.46.7、当レース走破タイムが1.57.2、標準タイムが1.58.6、速い時計の出る馬場レベルでした。
レース当日は逃げ先行勢が幅を利かせていて、内外万遍無く勝ち馬が出ていました。
ラップタイム振り返り
走破タイムが1.57.2、前半通過タイムが34.9-46.8-58.7、後半上りタイムが58.5-46.2-34.4、前後半ほぼイーブンペースで1000m~1200m間のラップが少し緩んだ以外はタフな展開になり、瞬発力を活かす馬よりもスピードの持続力の有る馬向きのレースでした。今回、阪神競馬場だったら3着と4着が入れ替わっていたかもしれないですね。
騎手、陣営コメント
<ヨーホーレイク=1着>岩田望騎手 今日は非常にいい馬場だったので、後ろからでは届かないと。いいポジションで競馬ができた。もっと上を目指せるのでは。
<ボッケリーニ=2着>モレイラ騎手 流れが速く、思ったより1列後になったが、悪くないポジションだった。直線でスペースを見つけてからはいい脚を使ったが、今日は勝った馬が強かった。
<エアサージュ=3着>松山騎手 大外枠でしたが、スタート良く、自分の競馬はできました。馬自身は成長していますし、重賞でもいい勝負をしてくれました。
<ヤマニンサンパ=4着>団野騎手 速い馬場にも対応してくれて、最後もいい脚で伸びてくれました。これからが楽しみです。
<ディープモンスター=5着>浜中騎手 逃げ馬の後ろを取れましたが、力んでました。今回は少し急仕上げの感じでした。
<カラテ=6着>高杉騎手 調教をしっかりやったぶん、いい状態でレースに臨めました。最後まで止めている感じもないですし、よく頑張ってくれました。
<バビット=7着>和田竜騎手 スタートは良かったし、自分の形に持ち込めたけど、後ろにぴったりと来られたぶん、最後は苦しくなった。
<フォワードアゲン=10着>藤岡佑騎手 重賞のメンバーに入ると周りも強いですからね。上がりのかかる展開の方がいいと思います。
<ニホンピロキーフ=12着>田口騎手 スタートで出していったぶん、力んでいました。4角では反応がなかったです。
<アウスヴァール=13着>古川吉騎手 行く気で行ったけど、(バビットが)早かったね。現状では展開の助けが必要かな。
安田記念
馬場傾向振り返り
レース当日、発売前 天候:晴れ、芝:良
6:30 天候:晴れ→小雨、芝:良→稍重
7:15 天候:小雨→曇り
13:20 天候:曇り→小雨
と推移し、当レースは稍重で行われました。
9R 3歳以上2勝クラス2000mの走破タイムが1.58.7、標準タイムが2.00.1、当レース走破タイムが1.32.3、標準タイムが1.32.7なので、水準~速い時計の出る馬場レベルでした。
レース当日は逃げ先行勢が幅を利かせていて、コース内側と内枠有利な印象を受けました。
ラップタイム振り返り
走破タイムが1.32.3、前半通過タイムが34.5-46.4-58.4、後半上りタイムが57.8-45.9-33.9、前後半ほぼイーブンペースで稍重にしては前半3Fの通過は速かったですが4F、5Fでラップが緩んだ分上りの速いレースになりました。
騎手、陣営コメント
<ロマンチックウォリアー=1着>マクドナルド騎手 まさにチャンピオンホース。勝って大変誇りに思う。この馬の強さを皆さんにお見せできたのをうれしく思う。安田記念は特別に名誉のあるレース。この馬は心の広い馬で、今日もベストを尽くしてくれた。
<ナミュール=2着>武豊騎手 レース前から前走より活気があって、レースでもいい競馬ができた。惜しかった。残念。悔しい。
<ソウルラッシュ=3着>モレイラ騎手 とてもいい仕上がりで、いいスタートを切れて、いいポジションを取れた。勝負に行って、ラストは脚が上がった。
<ガイアフォース=4着>長岡騎手 もう少し早くさばけていれば良かったが。勝ち馬の後ろに入れて前が開いてから、よく脚を使ってくれた。悔しい。
<セリフォス=5着>川田騎手 素晴らしい具合でレースを迎えられました。馬場が乾いていれば、ふさわしい走りができたのですが、苦手なので…。よくここまで来てくれました。
<ジオグリフ=6着>北村宏騎手 返し馬からゲートまで気配が良かった。レスポンス良く取りたい位置でレースができた。早めに進路が開ければ、差のないところまで行けた。マイルは合っているし、ラストも動けている。
<フィアスプライド=7着>坂井騎手 一番ほしいポジションを取れて、道中もいい感じ。直線もしっかり反応してくれて力は出せた。
<エルトンバローズ=8着>西村騎手 タイトな過程で頑張ってくれた。立て直してくれた厩舎関係者に感謝です。
<ステラヴェローチェ=9着>須貝師 内に入れたかったが枠が外で前に壁をつくれなかった分、はじけなかった。でもよくファイトしてくれている。
<エアロロノア=10着>幸騎手 この馬なりに来ている。流れが向かなかった。この強いメンバーでは展開の助けも必要。
<レッドモンレーヴ=11着>横山和騎手 このクラスでは道中促さないと位置をキープできない。ナミュールの後ろと思ったが、他の馬が入って来るのに抵抗できない。力を発揮しづらい馬場、展開、メンバーだった。
<コレペティトール=12着>岩田康騎手 ガタついて立ち遅れた。この馬としては脚は使っている。
<パラレルヴィジョン=13着>ルメール騎手 勝ち馬の後ろを取れてマークしてレースができた。ペースが上がってから馬場を気にして苦しくなった。
<ウインカーネリアン=14着>三浦騎手 トモを滑らせてゲートを出た。二の脚がついて2番手。この馬には難しい展開になった。
<ダノンスコーピオン=15着>戸崎騎手 馬は前回より良くなっていた。外枠で壁をつくりづらく、少し外に張るところがあった。もう少しリラックスして走らせられれば良かった。
<カテドラル=16着>斎藤騎手 この馬のリズムで流れについていけた。最後も脚は使ってくれている。
<ヴォイッジバブル=17着>パートン騎手 ロマンチックウォリアーの外といういい位置取りでしたが、直線ではあまり伸びませんでした。左回りは向かないのかもしれません。
<ドーブネ=18着>菱田騎手 やりたいレースはできた。この経験が先につながる。
※コメントは日刊スポーツさん”極ウマプレミアム”からの転用