悩みがない人なんて存在しない🌞
みなさまは、今悩み事がありますか？
お金の悩み、恋の悩み、子供の悩み、病気の悩み、人間関係の悩み、他にも色々ありそうですね。
私は慢性的な金欠病です。世の中が便利になりすぎて、生活水準が上がったので、パソコンやスマホ、車、家電、家など無理をしてでも買わされる状況に追い込まれているようです。
私が小学生だった昭和50年代くらいまではカード決済など聞いたことがありませんでした。
今、手持ちのお金がなかったら欲しい物は買えなかったわけです。
だから、欲しい物は頑張って貯金して買うという観念しかなかったのです。
ところが、平成になってから以降、カード決済が国民の隅々まで行きあたり、欲しい物が、カードの残高が許すかぎり買うことができるようになりました。
これは国の政策によって経済を潤滑に回すことを目的としてなされました。消費者の購買意欲を高めるために、ローンを組んでいつでも買えるようにしたのです。
私のような『宵越しの銭は残さない』タイプの人間は借金まみれにおちいりました。
特に、私が20代だった30年前はテレビのCMでアイフル、アコム、武富士、三洋信販などが、連日流されていて、『無人くん』というキャッチフレーズで、消費者を誘惑していました。
社会に出たての20代の私たちはまんまとはめられました。お金の怖さを知らないから、『借りるのは簡単だけど、返すのは難しい』ということを知らなかったのです。
しかし、これも社会勉強です。何度も失敗して痛い思いをしなくては、自分を変えようとはしないからですね。
お金の悩みが1番多いと思いますが、次に人間関係でしょうか。
人間関係が難しいのは、それを良好に築くために自分の感情や利益を保ちつつも、相手にも同じように不平等感を感じさせないように考えるから難しいと思います。
会社でも、同じ立場で自分ばっかりラクな仕事をして、きつい仕事は他人まかせでは、誰からも反感を買ってしまいます。
人間関係はギブアンドテイクが原則です。note上でも、この法則にしたがってフォロワーさんたちとのコメントのやりとりをしています。
ただ、人間が言動を起こすのは、『そこに何らかの利益があるだろう』と期待したり、推測する時です。当然、不利益が予想される時は静観しています。
人間関係で悩んでいる方は、対象者が私に対して不利益をもたらせようとしているはずです。
例えば、恋人からフラれそうになっている時は、まぎれもなく不利益です。
会社の上司が、自分ばっかり嫌な仕事をさせようとすることも、不利益です。
こうして見れば、人間関係の悩みは利益と不利益の狭間の中で、個人的に解決策が見いだせないことがわかりますね。
ただ、1つ言えることは、自分ばっかり利益を求める優先意識の強い人には、友だちはいなくなりますね。
逆に、誰からも慕われて悪口を言われない人は、人間の性質をよく知っているのだと思います。
フランスのことわざにこうあります。
『思いやりは友をつくるが、真実を言うことは敵をつくる』
例えば、『○○さんの顔は目が細くて鼻が大きいから男にもてないでしょう』
とは思っていても絶対に言わないですよね。
これは極端な例えでしたが、相手の容姿が悪いと思っても、
『○○さんは、同年代よりも、年輩のダンディー型にもてるかもしれないね』
と、相手の気持ちを逆撫でしないように、思いやりの心で、相手が喜ぶ言葉を考えて話しますね。
相手の喜ぶ言葉が思いつくのは、言われた経験則から、嬉しかった経験として身についているからです。
何故、相手を喜ばせようと考えるのかは、自分にも同じように喜ばせて欲しいと期待しているからです。
人間関係のバランスが崩れるのは、上記のように、どちらか一方に利益が片寄っている時だと思います。
友だちと喫茶店にお茶に行っても、相手が自分の悩み事や愚痴ばかり話して、こちらの話を聞いてくれないと、面白くないし不平等感を抱きます。
冒頭のお金の話でも、お金がほしいのは、他者に対して優越感を抱くためや、虚栄心を満足させるためです。これにも当然、人間関係がからんできます。
トム・ハンクスが出演した『キャストアウェイ』のように無人島で1人ぼっちになって、ダイヤモンドや高価な車が手に入ったとしても、何の価値も感じませんよね。
誰かに自慢できるから、物に対して価値を覚えます。
ちなみに『キャストアウェイ』のトム・ハンクスは1個のボールを見つけて、名前までつけて、人間の友だちのように可愛がります。
私たちは、普段、人間がいない場所で生活することがないから、究極の寂しさを体験することはありません。
他者がいるおかげで、喜んだり、悲しんだり、怒ったり、笑ったりできます。
ということは、他者は自分にとって幸福を運んでくれる存在でもあるのです。
だからこそ、感謝の念は大切だと思います。
今、悩みごとで苦しんでいるならば、その原因が他者にあるのではなく、自分の考え方や固定観念、偏見にあるのではないかと、自分を疑ってみる作業をしてみたら、解決策がみつかるかもしれませんよ。
お金の問題は、ひたすら働く以外ありませんね。