今日の俳句 白鷺 福田平八郎

 京都での同窓会の後、福田平八郎展を見て万博記念公園の日本庭園を見た。自然を隅々まで観察した平八郎の写実的な作品が、日本庭園を見て詠む写実的な俳句に通じるような気がした。幸い、平八郎の代表的な作品、「漣(さざなみ)」の写真撮影が可能であった。


             白鷺のきわだつ白さ心字池

             白鷺の己が影見る水面かな

             白鷺の飛んで天女の舞ふ如く

             白南風に湧くさざ波や心字池

             降り初めて水輪の踊る初夏の池

             初夏の池にかがやう日の光



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