写真俳句 擬宝珠(ぎぼし)
庭に擬宝珠の花を植えている家も多い。蕾や花が、橋や神社の階段、廻縁の欄干の飾りに似ていることからついた名前である。ネギの花に似ていることから葱台(そうだい)とも呼ばれている。神社では伊勢神宮正殿の高欄や京都 三条大橋、五条大橋が有名で、江戸市中では擬宝珠を持つ橋は、日本橋、京橋、新橋に限られていた。
うつむいて咲く清楚な姿が控えめで上品な佳人を思わせることから、花言葉は、「静かな人」「沈静」「落ち着き」等である。
ほんのりと残る紫擬宝珠咲く
上品な媼手入れす花擬宝珠
もう少しふくよかであれ花擬宝珠
花擬宝珠京橋新橋日本橋
沈静と言はれる君や花擬宝珠