わかりません!教えてください、といえない新入社員だったころ
「コミュニケーション下手」だったときのことが、少しでも誰かの役に立つかもしれないから、30年前を振り返り、綴ります!
といって、いま、コミュニケーション上手というわけではないのですが、それなりに努力し、改善し、結果が出ている?!
とは言い切れないけれど😅
さて、1994年6月から新しく設備部へ配属されて、専門研修科目の「油圧回路」の講義・実習を機械系5名、電気系4名が受講することになりました。
油圧回路とは、
です。
で、社内講師が来て、教えてくれるわけなんですが、これがまた、私の頭が悪くて、まったく理解できなかったんですよ。
設備屋になろうとする者が、油圧回路が理解できないなんて、致命的だったと今更思っています。
回路とは関係ないけれど、当時はSI単位と工業単位の換算もよくわからなかった。一応、国立大学工学部出身なのに、自分は本当に記憶ばかりに頼って、論理的に理解しようとせず、アホだったんだなと思います。
さて、話をもとに戻すと、はじめて教えてもらうことだから、難しくてわからないのはよい。
わからないときには、素直に「わかりません。もう一度説明してください」とか、「⚪︎⚪︎の部分がわかりません。⚪︎⚪︎について、もう少し教えてください」とか言えばよかったと思っています。
聞く余地はあったのに、「わかりましたか?」と言われたら、流されて、質問ができなかったのでした。
今だから、少しはわかりますが、
私は
①テキスト情報がなく、人から聞いた話を理解することができない
そして
②わかったつもりになっていても、自分が興味のない部分は削除し、さらに、頭が理解しやすいように、言われたことを捻じ曲げて解釈してしまうのです(笑)
さらに、
③回路図だけでは、油(液体)の流れがどのようになるのか想像できない。
今ならきっと、アニメーション動画で油の流れを作って、わかりやすくなっているでしょう。
あとは、
④学ぼうとする姿勢(その場で理解し、解決しようとする)
⑤心構え・在り方 が他の8人と比べてなかったのかなー
と振り返って思います。
わからないことは、「わかりません」という度胸を持ちたいものですね!
あとは、「⚪︎⚪︎まではわかったのですが、その先がわからないので、もう一度教えていただけませんか?」とか言えばいいですね。
言葉ではそうなんですが、ノンバーバルで「明るく、朗らかに」伝える工夫も必要かもしれません。そして、理解が悪くて、講師から怒られたとしても、素直に受け止めて、何度でも理解できるまで質問する姿勢も大切かもしれません。
さて、日々作成する「日誌」に「油圧がわからない・・・・」ようなことを書いていたら、新しい室長(東大出身)から、「もしその場でわからなければ、あとで、現場(保全)の職長さんに聞くとかすれば教えてくれるよ!どうしてそれをしないの??オレも若い頃はしつこく聞いていたよ」と。今振り返ると、「あの室長、なんといいことを自分にアドバイスしてくれているんだろう!」と思うけれども、当時の私は、ほんとうにセルフイメージが低く、そんないいアドバイスをされても、「俺は職長さんは知らないし、そんなことはできない・・・」と思って、
実践
しませんでした😅。
今回のポイント: ・わからないことはすぐに聞いて、理解しようと努める ・素直な気持ちで、そして明朗、愛和、喜働で!
なお、油圧回路や空気圧回路やシーケンスがわかる(読める)ようになったのは、ブリヂストンへ転職してから。転職先では、自動機械を設計する部署に配属されたこともあり、30歳を超えた新入社員でしたが、設計してくれる業者さんのところへ出向いて、一つ一つレクチャーを受けて覚えていきました。素直に実践は良かったけれど、もっと明朗、愛和、喜働の精神があればもっと良かったのかなーと思います。
もし、似たようなことで悩んでいる人は、ぜひお役に立てくださいね😃
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