「君がいま会社を辞めて、他の会社で通用すると思っているの?」と言われた時
23年前の住金の上司に「会社を辞めたい」旨を話したら、このようなことを言われました。
「がーーーーーーん」(昭和的擬音(笑)という実に悲しい気持ちになりました。
今でこそ、この気持ちは自分自身が感じてたことなので、前々職場上司には何の責任はない!とわかりますが、当時は「この野郎め、お前がそんなんだから、会社を辞めたくなるんだ!」という内心怒りが込み上がってきていました。
「もう、とっとと辞めてやる!」という気持ちと、同時に、「確かに、前々課長の言うとおりだ。」という気持ちが半々。「早く来てください」とリクルートエージェントからは言われたけれど、「ブリヂストンへ行って何の役に立てると言うのだろう????」という当時の私の内部からネガティブな声・・・・。
この日から、少し眠れなくなりました。ネガを払拭するため、SSI社の積極的思考のアファメーションテープを4倍速でひたすら聞きまくり、「私は素晴らしい人間である」みたいな言葉をインストールしまくりました(笑)。当時は必死でした。←今なら、これをやる前に、自分の気持ち(怒り、悲しみ、悔しさ、、、)を外に(ノートに手書きするなど)解放します😌←家族や親友や知人や他人に迷惑になる行為はやめましょうね☺️
さて、
もう会社をやめると決めているし、いまさら、「やっぱり転職やめます!ここに居させてください」なんて言えないと思っていました。
あ、もしかしたら、そういう選択肢もあったかもしれませんね。
私が悪かったです。どうか、どうか、ここに居させてください。お願いします・・・・、と。
そんな未来もあったことでしょう。
でも、私は、転職することを選択した。そとに飛び出せば、なにか、新しいモノが見えるんじゃなかろうか?と。
住金の仕事は、入社3年目から関わった念願の火力発電建設プロジェクトへの再参加。前々職部長が出向先から呼び戻してくれた。
とはいえ、あれから3年経ち、興味がそっちに向かくなっていたのでした。出向先で味わせてもらった「自分が(手を動かして)設計して、業者さんと苦労を重ねながら装置を作り上げる」ことをやりたかったのでした。もしかしたら、ブリヂストンにはそれがあるんじゃないか???って根拠もなく飛び込もうとしていました(もちろん、会社説明会で、きちんとそういことができるかどうかは聞きました)
さて、前々職課長の「君がいま会社を辞めて、他の会社で通用すると思っているの?」を、当時はいやな気分になりました。
でも、成長した今ならきっと別の解釈が出来る事でしょう。
それは
「もっとここで頑張ったらどうなの?」
とか
「ここで、もっと学びたかったことがあるんじゃないの?」
とか
「君にもっと活躍してほしいんだよ」
と捉え直すことができます(私にはね)。
つまり、前々職課長からは、
「君にはここでもっと活躍してほしかったんだ。頼む残ってくれ!」
と言われたかったし、
自分自身も「課長から、毎日嫌味ではくて、「君ならできる!もっともっと頑張ろうぜ!」とか、「最近(家では)どうだ!」とか言って欲しかったんですよ」
と言われたかった。
このまま、もしこうだったらなーの会話を進めていくと
前々職課長:「そうか、わかった。君はいつもがんばっているな!いつもありがとう。感謝しているよ。これからも一緒に、上を目指して頑張ろう」
私:「はい、課長。課長の気持ちは受け取ります。ありがとうございました。でも、僕は、やっぱり、新しい自分として活躍したい。だから、笑って見送ってください」
前々職課長:「そうか、君の気持ちはわかった!これまでの努力を無駄にせず、新しい職場で頑張ってくれ!これからも遠方で応援しているよ!」
私:「わかってくれて嬉しいです。課長、お世話になりました。課長もお元気で!いつかまた会いましょう」
のように。
結局、その出来事は、
『上司とのコミュニケーション』がきちんとできていないと、相手への誤解したモヤモヤした気持ちだけが残る、という教えだったんでしょう。
そして、転職により、そのコミュニケーションロスは一時的に解決するかもしれませんが、良質なコミュニケーションがない状態で、新しい職場へいっても、きっと同じことが繰り返されることでしょう。だって、自分は何も成長がないんですから。
ではどうすればいいでしょうね?!
答えはありませんが、
今の私なら、
相手からなんと言われようとも、相手に向き合って、自分の気持ちを伝える努力をしたい。
感情がたかぶると難しいですが、
そんなときこそ、
深呼吸して、新鮮な空気を吸い込んで、息吐き出して、頭リセットすることでしょう。
そうすることで、少し冷静になり、自分の気持ちを伝えることができます。
さらに、コミュニケーションを良くするための学びをするとか、自分磨きもするかなー😌
もし似たようなことでお悩みの方は、まず、自分の気持ちに正直になるをお試しくださいね!