
中華料理店で、衝撃的な出会いをした日《ピータン記念日》
今日はランチを食べに出かけた。
最近あまり心身ともに調子が良くなかったので、気分はお粥という感じ。
もちろん、お粥を食べなければいけないほど体調不良というわけじゃない。
なんとなく優しい食べ物を口にしたかった、それだけの話。
中華料理店のお粥ランチは御膳になっていた。
薬膳粥といくつかの薬味、飲茶がセットになっている。
その中には私の苦手なパクチーがあったので、予め箸で寄せておいた。
お粥を美味しく食べ進める。
小籠包を口に運んだところで、ふと目に入ったのはピータンだ。
多分初めてではない。
でも…味の記憶はない。
「ピータン」とは、アヒルの卵を発酵させて作る中国発祥の食べ物です。
卵を木炭や灰、塩などと一緒に粘土で包んで発酵させることにより、白身の部分が真っ黒、中の黄身がグレーに色づいたとてもインパクトのある見た目に仕上がります。
こんなやつである。
4分の1カットにされたそれは、なんとなく美味しそうに見えたので、最後に残しておいた。
わたしは好物を、後に食べるタイプなのだ。
ここまで言って、きっとわかると思うのだけど。
そうこれは、フラグ。
めちゃくちゃ嫌いな味だった。
なんていうか、味を一切覚えていないほど本当に不味かった。
(ピータン好きの皆さまごめんなさい)
この店はとても味が良くて評判の店。
私も何度も足を運んでいるので、味付けが悪いのではないと思う。
わたしがピータンを受け付けなかった。
ぐっ…と耐え飲み込み、セットのオレンジジュースで流した。
大人になってから、ここまでう"ぅ!!っと唸るほど苦手な味に出会ったことはない。
兎にも角にも衝撃的な出会いだった。
苦手な食べ物はいくつかある。
グリーンピースや甘いにんじん、パクチー。
だけれどそういうものは、初めから排除するので。
"苦手"を身体に入れるのって何だか久々だったなぁと感慨深げな夜。
ではでは。